技術評論社の電脳会議は科学技術やコンピュータの話もカバーする書籍を案内してくれる面白いニュースレターです.
硬派な本が多いけれど,たまに俗っぽいなと感じる本もあったりします.
しかし,俗っぽいといっても,その追求度合いが徹底していて,なんだか気になって仕方がなくなってしまうものばっかりです.
丁寧さよりも速さ!
その俗っぽさに「うっ!」と思わず口から洩れてしまいそうです.
しかし,仕事をしていると,そういうことって多いんですよね.
特に今日なんて,2-3分のずれで東京から来た人達との打ち合わせが流れてしまって...
もったいない.
電脳会議でこの本を紹介する見出しが素晴らしい.
面倒な作業はラクしてかんたんに瞬殺で済ませようとする「前向きな怠惰」の思想を忘れずに
作業に革新をもたらすには,常にこの考えが大事です.
昔は学生に「楽することを考えよう」と常々授業で言ってたものですが,ここのところ言うのを忘れてました.ごめんなさい.
最近の学生の傾向として「すぐに答えを求める」というのがあるんですけど,その割には無駄な努力,迷惑な努力ってのが目につくんですよね.
無駄な力技,迷惑な力技と言っても良いかもしれない.
学生の心に留まるわかりやすい言葉で知的好奇心を刺激しなくちゃね.
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高専の時の恩師は大の数学好きであり,会うと満員電車の中でも周囲を気にせず最近の発見なんかを話しだして止まらない.
その数学好きの恩師と読みたい本が最近はよく見つかる.
この「πとeの話」は私が以前からチェックしている本でこれも級数の解説がたまらないんだけど,今日届いた技術評論社の電脳会議に更に刺激してしまいそうな本が紹介されていた.
電気の人間にはたまらない内容じゃないかと期待する.
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