今朝、通勤路でクラクションを鳴らす車を見て
思い出した、お気に入りのこと。
それは、自分がどんな色眼鏡をかけて
世の中の出来事(=事実)を見ているかを知る
【集団認知行動療法】というもの。
私が集団認知行動療法と出逢ったのは
うつ病の投薬治療をしていた13,4年前のこと。
同時期にうつ病を患っていた10名程度の患者が
1週間に1度、集まって
その週に体験した、落ち込んだ出来事を
共有し合うというワークでした。
共有するのは、
①自分が体験した出来事(=事実)
②出来事をどのように解釈したか
③抱いた感情(100点満点で点数をつける)
という3つ。
クラクションを鳴らした運転手を想像すると
①約10m先を走る隣の車が車線変更してきた
②事故を起こしそうな危険な運転をするのはけしからん
③事故に巻き込まれそうになりビックリ(50点):第一感情
ビックリさせる行動をさせられた怒り(80点):第二感情
というようなこと。
こういう内容を共有し合い、
その場にいる他のうつ病患者が、
②について、異なる解釈を伝えあい
抱く感情を好ましいものに変えられないかを話し合うのです。
私がお気に入りになったのは、
同じうつ病で悩んでいる仲間が
好ましくない感情を抱かない解釈方法を
教えてくれたという部分でした。
うつ病を患っているのに、
同じ事実を見ても、
好ましくない感情を抱かない解釈ができる。
ということは、自分にもできるのではないか。
と可能性を感じられたのです。
この学び以降、何か好ましくない感情が芽生えたら
どんな「事実」に対し
どんな「解釈」をしているのかを
文字にするように心がけるようにしていました。
最近は、サボっていたので、
好ましくない感情に振り回されることがありましたが
ひょんなことから思い出したので
備忘投稿させていただきました。
あなたが、どんな色眼鏡で世の中を見ているのかに
気づくきっかけになれば嬉しい限りです。
本日も最後まで読んで下さり、
有難う御座います。
【しあわせです、感謝!】