METライブビューイング2019-2020が始まってまして、、、
実は2019年11月にプッチーニのトゥーランドットも観に行ってたのだけど。
忙しくって感想をアップする間もなく、、、で、予告編を見て、絶対見たいと思ってたのがこれ。
フィリップ・グラスの「アクナーテン」MET初演で新演出です
予告編見てて、オペラとジャグリングの融合ってどうなるの?とワクワクしてました。
で、折からの新型コロナウィルスの感染のこともあったので、アルコール消毒スプレー持参で行ってきました。
もちろん、マスク絶対外しませんでしたよ!
で、とにかく、斬新
ストーリーはサイトに記載してあるのを読んだだけの状態で行きました。
ので、もう少し予習してけばよかった。アガサ・クリスティーの書いた戯曲もあるんですね。
しかし、この作品は、ストーリーというか、五感で感じる作品でした。
なんたって、セリフない
戦争シーンはジャグリングで表現
何でもイギリスのジャグリング(S・ギャンディーニさんとK・ウーラ=ホックラさん)の専門家の方だそうで。
王様の衣装は超豪華
でもね、初登場した時にはパンツ一丁でしたよ
周りのショッカー軍団はジャグリングの方達。
でもね。。。
古代エジプト期なのに、物語を説明する役の方(名前忘れてしまった。オペラ歌手なのに今回は歌の出番なしの方)の手をよく見たら
腕時計を両手にしてたり、アクナーテンの次の王となった子がスニーカー履いてたり・・・、
細かいところに突っ込みたくなる衣装でもある
途中でいきなり現代のシーンになったり
しかし。太陽賛歌のシーンは素晴らしい歌と演出でうっとり。
このアンソニー・ロス・コスタンゾさん、カウンターテナーという高音の持ち主で
私たちをうっとり夢見心地にしてくれました。
(うっとりし過ぎて時々気を失ってました・・・)
この階段を登っている時、頭の位置が揺れないんですよ、すごーい!
普通に階段を登ると段のところで揺れるのに。。。階段ではなく、スロープをゆっくり上るような感じです。
全身の筋肉使ってるんだろうなー
アクナーテン王と王妃のネフェルティティが愛し合うというところ、
二人の長い長い赤いベールが交差して愛を表現するとか、物凄く演出が凝ってて美しかったです。
たまーにジャグリング中にボールやクラブ(ボウリングのピンみたいなやつ)が取れなくて
落ちたりしてましたがうまく処理してました。とかもご愛敬。
とにかく、斬新な演出でございました!