金魚cafe

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レンタネコ

2012-05-15 21:24:32 | 映画
今日は映画館の会員デーだったので割引で観れました。

いつものメンバーの小林さん、もたいさんは出てないのでどんな感じになるのかなと思って観ました。

市川実日子さんは好きな女優さんなので、楽しみにしてました。

主人公のサヨコさんは、都会の中の平屋の一軒家のに大勢の猫と暮らしてます。

なぜか猫と会話ができます。

仏壇に祖母の写真があり、あまり身内はいないようです。

その一軒家が古いけれどこじんまりして住み心地よさそうなのです。

いつもパラダイス・カフェ制作の映画ってお家がこじんまり、家具やなんかが、とても素敵なのです。

ごくシンプルで猫が気持ちよさそうにごろごろしたり、思い思いに遊んでいて観てるだけでほっこりします。

そしてリヤカーに猫ちゃんたちを乗せて「レンタ~ネコ」と言いながら借主を探します。

最初の借主が、前に飼ってた猫に死なれた老婦人、次が単身赴任中に娘が大きくなったので、以前のように甘えてもらえない男性、仕事でランク付けして、自分がCランクだと自信がない女性。

ただ、ネコが好きというのでなくて、心にぽっかり穴の空いた人じゃないとその資格がないみたいです。

レンタネコを借りた人たちは、それぞれに自分の心の穴ぼこを埋められたみたいです。

犬でもいいんじゃないと思ったのですが、犬だとこっちの気持ちを察してそれを態度に出すので、猫のようにマイペースの方がほっこりするかなあ。

出てくる猫ちゃんは人間の基準でいうと美人ネコではありませんが、皆いい味出してるいい猫たちです。

猫たちのリーダーっぽい歌丸師匠という猫ちゃんがいい顔してるんです。

悩み事や、いやなこと、悲しいことがあったとき歌丸師匠に聞いてもらうとそれが癒されるような雰囲気をもった猫ちゃんです。

ただただ、サヨコさんの日常と猫をレンタルした人たちの日常を淡々を描いているので、ハッピーエンドにも、アンハッピーエンドにもなりませんが、昨日よりはちょっと今日の方がいいかもと思えるような映画です。

なので、映画終わって出てきた人たちはほっこりした表情になってるひとが多かったです。

昔家にいた猫を思いだしました。