金魚cafe

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人生の特等席

2012-11-30 22:01:02 | 映画
主演クリント・イーストウッド。

私はTVでは「ダーティ・ハリー」は観てもスクリーンのクリント・イーストウッドを観るのは初めてです。

彼が監督した「チェンジリング」は観に行きました。

これが良かったので「グラン・トリノ」観に行きたかったのですが観に行けませんでした。

自分が野球好きものですから、彼がスカウト役と聞いてこれは面白そうと楽しみにしていました。

メジャーリーグのアトランタ・ブレーブスのベテランスカウトでこれまでに何人もの名選手を発掘してきたガス。

さすがに年には勝てず、男やもめの一人暮らしからスタートするのですが、まあ大変ですよね。

いまや野球もデータを取り入れPCを使えないといけなくなっています。

そんな中自分の経験と勘を頼りにスカウトしてるガスと若いスカウトとで対立したりといまのご時世です。

日本のプロ野球でPCを使いだしたのはノムさんだったでしょうか。

今や選手もブログやつぶやいてますから浸透しているのですね。

スカウトにとって大事な視力を失いそうになり、居場所をうばわれそうなガスとわけありで疎遠になっていて弁護士として働いている娘ミッキー。

彼女も職場での問題がありで親子で人生を考えなくちゃいけなくなっています。

野球のドラマを見に来たはずなのに、なぜか先週観に行った「こんばんは、父さん」を思いだしてしまいました。

舞台はアメリカなのですが、ガスが昭和の人間である平さん演じる富士夫とどこか似てると思ってしまったのです。

いつも不思議だなと思うのですが、なぜPCで出された答えが正しくて、経験や勘に基づいて出された答えはだめなのでしょう。

野球は人間がするものです。

カーブ投げたって曲がらない時もありますし、苦手なコースに球が来てもホームランが出るときもあります。

7回終わって10対0でも8回から11点入れて勝負をひっくり返すことだってあります。

データ通りなら皆さんお金払ってわざわざ球場に足を運ばないと思うのです。

何かがおこることにワクワクして楽しむためじゃないのかな。

スポーツは台本があるわけではないのです。