金魚cafe

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松本清張時代劇ミステリー「大黒屋」

2015-06-06 23:44:17 | ドラマ
水先案内人の蔵之介さんの衣装が変わりました。

せんみつことあのせんだみつおさんが岡っ引きの親分、名探偵せんみつなのか??

今回はそれだけでも軽いコメディタッチな感じでナレーションもどこか軽やかです。


幕末の頃のお江戸は人口増加により奉行所の役人だけでは治安維持が難しく人足廻しの元締めなどに探索の任を与えていたりしていたそうです。

ほかの岡っ引きの親分は御用、御用と大忙しなのに、せんみつさん演じる惣兵衛親分は開店休業状態。

待ってるだけではダメだと子分(下っ引きと呼ばれています)幸八さん(塩谷俊さん、ハンチョウ4に出演されてました。)は事件がないかと町を探索していると、穀物問屋の大黒屋から不審な男が飛び出してきます。

これはお上の御用だと大黒屋さんになんとかしようと掛け合うのですが、なぜか大黒屋さんは訴えないのです。

それがどうも引っかかる幸八さん大黒屋さんと不審な男留五郎の周辺を探索し始めます。

留五郎に近づいて探ろうとするのですが、なかなか上手くいきません。

そんなとき留五郎のポロッとでたお国なまりで大黒屋さんと同郷だとわかります。

そして留五郎が鍬で滅多打ちにされた死体で発見されます。

畑など少ないお江戸でなぜ鍬が凶器なのか??

そして容疑者には完璧なアリバイがあり捜査は進まなくなります。

ふとしたときにポロっとでるお国なまりから事件解決のヒント、これはあの「砂の器」もそうでした。

惣兵衛親分が幸八さんに調べさせて安楽椅子探偵なのかと思えば名推理を披露するのは幸八さんでした。

どっちが親分で子分かわからないコミカルな掛け合い、幸八さんの好きにさせているところは仕事はう~ん??でも人柄がいいのかも。^^

幸八さんは好奇心が強く観察力鋭く、粘り強い、良い岡っ引きになりそうです。

単純な殺人事件と思われていたのがその裏ではとんでもないことが行われていたのですが、財政難だった幕末の江戸らしい犯罪だったなあと。

幸八さんの眼力とコツコツと粘り強い捜査に感服しましたが、犯人側はちょっと証拠を残し過ぎ~~。

根っからの悪人じゃない人たちが恐々してしまった犯罪だから行き当たりばったりで、詰めが甘かったような気がいたしました。