金魚cafe

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松本清張時代劇ミステリー「山椒魚」

2015-06-14 22:44:28 | ドラマ
今日フリマの古書コーナーで松本清張センセーの「彩色江戸切絵図」が50円で売っていたので買ってきました。^^

保存状態もきれいで得した気持ちになりました。^^



山椒魚は食べられるのか??

昔、といっても何十年も前のことですが、食用に外国からオオサンショウウオを持ってきて養殖していたそうです。

京都では特別天然記念物でオオサンショウウオを保護しておりますが、外国のオオサンショウウオと交配してしまい、ハーフのオオサンショウウオができてしまいそれが困った問題だと京都水族館にオオサンショウウオを観に行ったとき知りました。

お江戸の時代もオオサンショウウオはめったに食べれないものと珍重されていたようです。

今回は殺人事件も盗みもありませんが、人間あまり欲をかかないほうがいいなあという教訓っぽいお話でした。

天明の頃江戸で疱瘡(はしか)が流行りました。

今の医学では予防接種もありますが当時は死亡率が高くて病除けのまじないのお札を貼ったりして神様にすがったりしていました。

そんなとき浅間さまの仙魚で疱瘡に効くと山椒魚を見せてお金をもらうという商売をする男源八、疱瘡が治るのであればなんでもいいと結構繁盛しています。

そんな商売疱瘡が収まれば成り立たないと思うのですがこういう人はまた違うことを考えて儲けようとするのでしょうね。

儲かっていくほどに態度も横柄になり、いらぬ恨みを買い、懲らしめられるわけですが、だます方もだまされる方もどっちもどっちかなあと。



源八に出会わなければ今頃箱根のきれいな渓流でのんびり暮らせていたものを出会ったばかりに、一番気の毒なのは山椒魚でした。

次回は7月に放送予定です。

BSJapanの松本清張時代劇ミステリーシリーズは一か月で2話なのですね。

来月の水先案内人の蔵之介さんの衣装が楽しみです。