人生の階段ー日々の詩に託してー

ある老婆の日々ーー

お嫁さんの実家

2015年12月01日 | 日記

庭で丹精込めて作った

キャベツを息子に

食べさせたくて

送りました。

お嫁さんが言いました

「うちは冷蔵庫に一個あるので

全部実家にもって行きました」

ああ、息子には食べさせて

もらえなかったのか・・・

それにしても

あっけらかんと

「全部実家にもって行きました」

と言える今時のお嫁さんです。

姑根性の強い人なら

むかーっときて何やら

言い返すこともできるでしょう。

けれども老婆の私は

何も言えませんでした。

そして、もう二度と送るのは止めました。

息子に何か食べさせてやりたくても

もう息子にはお嫁さん経由でしか

入っていけないと

つくづくわかったのです。

そしてそれを受け止めなければ

どうにもなりません。

私に姑根性は無理。

気弱な人間なんです。

だれかが

それをお嫁さんに教えるのが「姑の仕事よ」

なんて言いましたが

私はそんなめんどくさいことは

いやです。

さよなら息子。

悲しいけれど

あなたにはもう

私の丹精こめたキャベツは

届きません・・・