秋日和とか彼岸花
小津の映画です
しーんとなって
小津の世界に浸ることも
ありとは思う
のですが
今はこのテーマ自体に
たくさんの?がくっついて
しまうのです
「嫁きおくれ」(いきおくれに)
なりそうな娘を結婚させるために
母(原節子・秋日和)、または父(笠智衆・彼岸花)
が
再婚をほのめかせて
娘が結婚する決心を
固めるように持っていく
そして嫁いだあと寂しい
秋の日差しのような
たたずまいを見せる・・・
なんとも情緒的ではありますが
適齢期をすぎようとする娘
という設定自体が
なにかしら「縛り」になってしまうのです
63歳で結婚した人もいれば
一生結婚しないで
豊かに人生を送る人もいて
それぞれなのに
世間という法律は
人の生き方を縛っているようで・・・
他の小津の作品は
見てますねぇ
初期のものからずっと見てます
なのに
このテーマにだけは
ついていけない
老婆でございました。