旅をしてきました
新幹線の中とか
旅先でずっと読んでた本が
二冊、偶然にも二つとも
自分の「母」を語りつつ
素晴らしいドキュメントになってて
その時代が映像のように
見えてくるし
家族の、とりわけ
母の
素晴らしさ、強さ、偉大さ
そして哀しさまでも
あますところなく
伝えられていました。
一つは「母ーオモニー」(姜 尚中)
一つは「何があっても大丈夫」(櫻井よしこ)
日本の母も
韓国の母も
「母」は偉大だと思うけれど
母にもよるのですね
私も「母」の一人ですけれど
ちっとも偉大とは思いませんし
知り合いで
我が子をすっかり支配して
ダメにしてしまった母もいます
母が偉大なのは
時代や環境の試練を
乗り越えつつ
わが子に真実
誠実に人生と向き合う姿を
見せることができた場合ですから。
そして子どもから見て
辛苦し葛藤し、なお子どもに
希望を抱かせることのできる
場合ですから。
二冊の本は日本が経験した
苦難の時代をもくっきりと
見せてくれます
そしてその苦難を
どんなにして乗り越えたか
その真に迫る姿を
見せてくれました。