鳥取の地震で
旅の途中に新幹線が
トンネルの中でストップしました
暗い車内はとても静かで
アナウンスの声だけ。
ただ若い人たちは早速スマホで
地震ニュースの検索を始めました
こういうときやっぱ
便利だなーと
見ておりましたら
ある老人がすっと立って
スマホを見ていた若い女性
後ろの席にいたんですけどね。
その人に尋ねてました
「三朝はどうなってますか?」
どうやらそこへ行く途中なんですね。
「みささ?」と女性は尋ね返しました、
「さんあさ、と書きます、有名な温泉地ですよ」
「あ、そうですか、ちょっと待ってください」
「三朝はね、そりゃいい温泉なんですよ」
「ははあ」
老人と若い女性はこうして会話がはずんだのです。
思いましたね、
ひとは災害を共有したとき
互いの殻を破ることができるんだなって。
東北大震災のときも
熊本のときもきっとこうして
ひとは互いに助け合おうと
いう気持ちに自然となるものかもしれないなと。
電車は間もなく動き出したから
それ以上は何もなかったけれど
私は東北のときのあの人々の優しさを
思い出しておりました。
あ、待てよ、
何かで読みましたよ
日本のこの災害時のニュースを見た
ある外国人の感想・・・
なんてこった、我々ならこの時点で
略奪と暴動が始まってるよと。
日本はまだ捨てたものではないな。
しかし「衣食足りて礼を知る」だけなのかも。
日本が再び飢える時代になったら
わかりませんよ・・・
どうかに度とそんな時代は来ませんように
安倍さん、頼みます!