人生の階段ー日々の詩に託してー

ある老婆の日々ーー

人生はリレー

2017年01月07日 | 日記

今朝、ふと思ったのです

私は長いリレーの一人として

今、グランドを走っているんだな

って。

何周かしたら

そこにゴールがあって

バトンを渡したら

役目は終わる

って。

バトンを受け取ろうと

待ってる人がいなくでも

だれかは必ず受け取るはず。

走ってきた人生というコースも

まもなく「終わり」ではなく

そこはきっと「中継地点」なんだね。

思えば私の遠い祖先たちは

ーー南北朝の時代にもう名前がわかってるーー

それよりずっと遠い祖先から

受け継いで走ってきて

今日までのバトンを渡してきたんだね。

そう思うと

死ぬってことが少し楽になった気がする。

消滅とか終焉とかじゃなく

「走り終えた」って考えると。

そして私はリレーしていたんだって

考えると。

子どものいる人は子どもにつなぐでしょう

教師だった人は一人くらいは

受け継ぐ子もいるでしょう

(反日教師だったらそのまんま?)

そしてもっと大きく考えると

私ら日本人は長い歴史から

思想や礼儀や文学や芸術を

バトンタッチして

もらって

きたんだなぁ

って思って

なんだかほかほか

人生を抱きしめたい気持ち

になった朝でした。