中毒にはいろいろあります。
かくいう私はPC中毒。
知人の息子は青年期のとき
アルコール中毒で入院しましたが
本人はもちろん、親御さんが大変でした。
お金がかかるのと
息子の精神状態が他人が見ても
怖いものでした。
中毒はなぜ起こるのか
本人の弱さに帰結してしまいそうですが
実はその子を育てた家庭にも
隠れた芽があるような気がします。
中毒にかかったその息子の母親は
それはそれはよくできた人で
料理から何からできないものはない
ってくらい
なんでもできちゃう人でした。
そして息子のことでも「何から何まで」
完璧にこなして自信もたっぷりあったのですね。
その息子が「母親のせいだ」と
中毒の一番ひどい時に叫んだそうです。
完璧な母親だったのに。
自信に満ちていたのに。
なぜ息子に逆襲されなければならないのかしら。
ちょっとおっちょこちょいで
たまには失敗する姿を見せてしまって
あわてふたためく
自信ゼロの母親のほうが
健全に育ったような気もするのでした・・・