人生の階段ー日々の詩に託してー

ある老婆の日々ーー

江田島ーー

2018年07月03日 | 日記

江田島の記念館で

一つの絵の前で釘付けになりました。

従軍した画家が見たままを描いています。

「戦争」は人を殺し傷つけます。

そして占領地に入って行く。

これはもう戦争の法則みたいなもの。

そしてーーその後

この絵はそれを見たままに描いていますが

赤十字の腕章をつけた兵士たちが

土地の人々の傷の手当てをしているという

絵です・・・

占領地に入ったら大勢が

負傷していたのですね、

これは日本軍から受けた損傷でもありましょうし

意外にも味方が損傷を加えた例も

あるかもしれないのです。

そんな人々を介抱をしている絵です。

占領地に入った途端

皆殺し、どころか

罪なき庶民に対して赤十字の印をつけた

車と共にやってきて

包帯を巻き、薬を付け、そして

子供達は笑顔なのでした・・・

これが「見たまま」の光景です。

このような絵を見て

日本の反日の人たちのセリフが聞こえてきます

ーーああいうふうに描けって言われてるのよ、

知らないの?ーー

あんたはなんでそれを知ってるの?

と問い返したい。

 


おもてなしとは

2018年07月02日 | 旅行

ある島の旅館に泊まりました。

料理は驚くべき新鮮な海鮮でしたが

なにより素晴らしかったのは

「おもてなし」でした。

言葉は少なくて、でも

何から何まで行き届いて

料理は美味しく

尋ねられたことにははちんと答え

しかし余計なおしゃべりはなく

慎ましく

しかも媚びない。

おもてなしとは

決して媚びずつつましくあって

行き届いていることだと

改めて感じたのでした。

昔、倉敷の有名な旅館では

女将が食事の場にずっといて、

いろいろしゃべったのがうるさかった、

客だけにしてくれたほうが気楽でよかったのに。

というわけで

いまいろいろと賞賛されている「おもてなし」の

真髄はここにあり、と

思ったのでした。

そしてこんな旅館は日本の至る所にある

のでしょうが

つつましく、行き届き、

しかもおいしい料理というのが

最高ですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


明治という時代

2018年07月01日 | 旅行

江田島には海軍兵学校のほかに

バルチック艦隊の襲撃に備えて

砲台が設けられており

ーーそれは点々と瀬戸内海の島に作られたーー

その跡が今も生々しく残されています。

「坂の上の雲」との連想で

明治という時代の健気な意気込み

には頭が下がります。

絹と米しかなかった日本が

ロシアと対峙しようとし

あの懸命な努力の結果が

近代化の成功でしたが

これにひきかえ第二次大戦の日本の

悲しいほどの幼稚さはどうしたことかと

思わずにはいられませんでした・・・

どうしたことでしょう

原爆が投下された広島を彷徨っていた人が

「竹槍」を持った婦人たちの群れに遭遇した

らしいのですがーー

原爆と竹槍ですよ!

悲しすぎます。

しかもあの国みたいに「千年の恨み」を

言うのでもなく

「あやまちは繰り返しませぬ」って・・・

だれがあの残虐な大量殺戮をしたのですか?

日本ですか?

煮え繰り返る思いでございます。