重なりあった時間がいくつもの波紋を投げる
どうあがいても、
今は今でしかなく、
それ以上わたしを拘束させる“とき”はない。
挙句の果てに
投げやりにその場をしのげば
手の届くところにたどり着く。
もちろんリ危険域の境界を彷徨うに違いない。
しかし、
意外にそんな回避が場を凌ぐ術となる。
人は
そんな境界域を、
気づかずに何度となく彷徨うもの。
結果として長らえるか
はかなくも短い命に終わるのか、
その程度のことなのだが、
それは人生としては
途方もなく大きな差を成す。
どれほど危険域に接近しようと、
どれほど石橋を叩こうと、
人には導かれたかすかな線が見えている。
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