本日午前中はピアノ調律。
今年の冬は例年より雑音が混じることもあまりなく、
今回は珍しく気になったことは音程のみ。
若干狂ってきていて気になる→
少し経つと落ち着く→
また狂う→落ち着く
と全体がちょっとずつ狂っていくのですが、
今回は今まさに狂ってきたことがよくわかる状態。。
あ、でも生徒ちゃんたちはわかるかなぁ…
調律したての直後とかも気になることあります。
調律が終わり、調律師さんとお話しながら
ピアノに触ってみる時と、
お帰りになった後で本格的に弾いてみた時、
午後のレッスンが終わって、夜自分の練習をする時、
あれ?って思う事があります。
音程が狂うと言うほどの差ではないのです。
それぞれ違って聴こえます。
落ち着くのに時間がかかるのでしょうか…
オクターヴ弾いた時、うーん、と思うことも。
でも2オクターヴで合わせてみても、
ドレミはちゃんと合ってる。
本当に微妙なズレとか?
ピアノは弦を大きな力で張り
フェルトのハンマーで叩いて、
振動で音を出しています。
当然少しずつ緩んでいくわけで、
その際の反発を計算の上で
調律してくれているようで、
後々のために上乗せされた分を
私は聴き取ってしまうことがあるようです。
調律師さんとお話しながら弾いていて、
あれ?ここは?
と言ったりして、きっとやりにくいだろうなぁ…
でもとにかく誠実にお仕事してくれる方で、
調律だけでなく、調整もしっかりしてくれるので、
ピアノの本来の音はしっかり保てます。
調律後のピアノを弾いていると、
それまでの状態がよくこれで弾いていたなぁ
なんて思うほど。
ピアノの音を聴いていると、
音楽の彩りが豊かになって
膨らんでいくような感じ…
想像を掻き立てるような、
世界が広がるような音色を
胸いっぱいに吸い込むと、
本当に幸せな気持ちになります。
今日は、よく鳴っていた音を、
時にうるさいくらいだったのを
調整されたのかな?
調律師さんがお帰りになった後、
あれこれ弾いてみて
最初はあれ、鳴らなくなった。
でもきれいな音。
鳴り方が変わったので、
聴き取りやすくなった部分の練習メニューを
考えたりしながら弾き続けたら、
だんだん鳴ってきたり…
弾いていくうちにも変わっていきます。
まさに生き物❣️
ピアノって弾かないと鳴りが悪くなります。
色々な会場で伴奏合わせをする時も、
最初はなかなか音が鳴らないピアノが、
終わる頃には見違えるくらいよく鳴り出して、
音が良くなった頃に終了なんてことも(笑)
もっと歌いたそうなピアノを
時間が来てやめるのはもったいないし、
なんかもっともっと声を出させてあげたい
なんて気持ちになります。
消耗品なので、
使えば痛むところも出てくるけれど、
かといって大事に飾っておくだけでは
やっぱり良い音は出てこない…
木は呼吸してますから、
やっぱり蓋を開けて弾いてあげなくちゃね。
生きたピアノを生き生きと歌わせるように
ピアノを弾くのはとても気持ちがいいです。
みんなにもそれを体感してほしいなぁ…
幸せなひと時です🎹✨
本日午後のレッスンでは、
さっそくお試し頂けますね。
良い音は良い耳も育てます👂
レッスン室のピアノのお話はまた後日改めて。
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