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ピアノを弾こう🎹 国分寺市、小平市の《つぶらピアノ教室》

国分寺市北町のピアノ教室のご案内です。鷹の台駅より徒歩8分、創価小学校より徒歩3分です。

ソーヨ姫のお話と譜読み名人

2018-11-29 12:04:32 | ピアノ教室
今年譜読み名人になった生徒ちゃんのお話。


レッスンで使ったのが、音符カードと

ソーヨひめとファーデスおうじ

入門の教材の最初の頃は、カードの写真に撮った音から少しずつ始まります。

そしてこの辺りの音まで覚えたら、ひとつ飛ばしの読み方、ドミソシレ…などを早口言葉とともに練習します。
口をついて出てくるように、毎日お風呂でやってもらっています。

上手に言えるようになったら、このカードの音を上の写真の音より増やしていきます。

それと同時にこのソーヨひめのお話つきの教材を並行してやっていきます。

このソーヨひめの曲、五線の中の音だけでなく、加線の音までを覚えたい音を中心にたくさん出てくる曲になっています。
メロディとしては単純でやさしい。
なので、他のメイン教材にまだ出ていない音でも弾くのは難しくないです。

そしてそのソーヨの後半に来たら、カードを加線のない音のみで、できるだけ早く読む練習をします。ソーヨが加線の音に入ったら、カードにも加線の音を追加します。
時間も測ります⏱
これは、小学生でもなかなかハマってくれて、白熱することもよくあります!

成果はしっかり上がり、今年はもうすっかり譜読み名人!

小さな頃からの積み重ねで培われた歌心のある生徒ちゃんなので、譜読みができるようになったこれからが、音楽的に弾く、というところまでのレッスンができるようになります。

この音楽的に弾く、が初級のやさしい曲でもできると、ピアノを弾くことがぐっと楽しくなります。ただ間違えずに弾いて丸をもらうより、ずっと面白いと思います♬

このソーヨの教材は、連弾になっていて、レッスンでは私と連弾します。

日頃から協力的なお母様がピアノが弾ける方で先日は、最初から物語を私が読みながら、親子連弾をして一冊を完成させました。

温かな親子のやさしい雰囲気と、お話の内容が眼に浮かぶ、素敵な演奏ができました!

お家の中で、親子で音楽を楽しめるのもいいですね💕



コンクールを考える

2018-11-26 14:30:42 | ピアノ教室


昨日、生徒ちゃんが出場したブルグミュラーコンクール東京ファイナルの会場である浜離宮朝日ホールへ行ってきました。

予選を突破した子達が、みんなそれぞれに良い演奏をして、頑張っている姿を見せていただきました。子どもの演奏、侮れません。
みんなそれぞれにその子らしい音楽を立派に奏でているのです。

生徒ちゃんも今年もよく頑張って、良い成果を上げることができました🎶


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

コンクールといえば、昔は小さな頃から英才教育を受け、将来ピアニストを目指している人のためのもので、小さな子向けのものはそうはなかったと思います。
もう30年近く前のことですが、当時はまだ子供のためのコンクールのはしりといいますか、今ほどはなかったけれど、自治体などの主催でボチボチ出てきた頃です。
生徒さんで、どうしてもコンクールを受けてみたいという子がいました。
少し歌心のあるタイプで、とても良く練習もし、保護者の方もとても熱心でした。
そのコンクールの課題曲の1つに、バルトークの曲がありました。
バルトークは近代のハンガリーの作曲家で、私は大好きで演奏のレパートリーにもなっていました。
でも当時は、近代といえば、印象派のドビュッシーならまだしも、少し民俗調とはいえ、現代音楽に近づいていると思われるものは、そうそう演奏されることも少なかった時代です。

そのコンクールには課題曲説明会があり、それを受ける親子や、先生方が行ったと思われます。
その説明会で模範演奏が行われましたが、このバルトーク、コンクールの蓋を開けたら、このときの模範演奏のコピーかと思うような、そっくりの弾き方、捉え方。
判で押したように、次々コピーが再生されて、唖然とした思い出があります。

あまりに皆同じなので、違和感満載…

よくわからないものは、お手本を見て、それに倣うというのはわかりますが、それにしても、全く同じ…早いテンポで、素早く指を動かし、息つく間もなく弾き飛ばして行きます。
その曲を弾いた子達が、全て同じ先生なの?
どうしてそうなるのだろう?と頭の中は???
前の子につられてそうなってしまっただけなのか???

うちの生徒さん1人がたった1人、テンポも他の人より少しゆっくり、タイトルにあるような『遊び』をイメージした個々のフレーズなど、強弱や音色も変えての弾き方に、1人浮いた存在に…

うーん、あの模範演奏のコピーをさせないとダメってことなのかなぁと頭を抱えた私…

あの演奏も1つの例としても、個々の子供たちの感性はどこに行ったのだろう?

コピーすることに終始することが、良いこととは思えず、その後、自分で考えて表現できるまで、コンクールはやめたほうが良いのでは?と思い、子どものコンクールには懐疑的になっていました。
大切な感性を育てる時期に、あんなコピーのみでは何の意味があるのだろうと…

というわけでしばらくの間、うちの教室では小学生がコンクールに出たいと言うと、私に反対されるという…💦
今ではなくて、もう少し大きくなったらね。と。

今のように、スマホでも簡単に無料で気軽にYouTubeなど視聴でき、色々な演奏をたくさん聞くことができない時代でした。

演奏会でバルトークの子供のための曲が演奏されることなどなかったし、CDだって、ショパンやベートーヴェンほどたくさんない。
演奏するのも限られた人。

情報量が圧倒的に少ない時代でしたから、仕方のないことだったかもしれません。

でも審査の結果は、私の生徒ちゃんは無事評価して頂けて、賞も頂きましたが、あの判で押したような演奏はとても不気味でした。

と、そんな遠い昔のことも思い出され…

今回のこのコンクールに向けてやったことの1つ。

自分は毎日どのくらい練習できるだろうか?と、生活を見直してみる。
平日は?休日は?
自分でよく考えて決めてみよう、お家の人の考えも参考にして悔いのない準備をしていこう。

最初にやったことは、これでした。

色々考えて、悩んで、お家の人の意見が最初は受け入れられなかったり、でも、それも頭に入れてまた考えて…
コンクールを受けるための練習は、やっぱりそれなりに必要なので、時間の確保が必要です。
それを小学生でも高学年になれば自分で考えてみる。だって練習するのは自分だもの。
できないことを目標にしても意味がないけど、楽して取り組んでも充分な準備はできない。
悔しい思いをして学んでいくこともありだと思うけれど、やはり最初の計画は大切です。

これって、受験でも役に立つ経験かもしれません。普段のテストより、たくさんの範囲で出題されるので、計画は必要。
やってみて、自分の様子で修正をしながら、続けていくこと。
コツコツ積み重ねの練習が大切なこと。

そうしていつもよりたくさん練習して、一曲を深く学んで。

コンクールの結果は水もの。

色々理由はあるけど、単に調子が出ないことだって人間だもの、あるはず。

思い通りにいかない時は、その理由を考えて次に繋げれば無駄にはならない。

そして手に入れた成長は、コンクールを目指す前と後とでは全然違うことを実感できることと思います。

ただし、計画を立てたように、あるいは修正をしたように、地道にコツコツ努力を重ねた人のみが受け取れる恩恵ですが…

今は、趣味で習っている人向けのコンクールもあります。何歳から習い始めても大丈夫なコンクールも。
人に評価して頂ければ嬉しいけれど、その結果よりも自分の努力はしっかり自分に返ってくること。
無駄には決してならない、貴重な経験だと思います。

やらなければ楽かもしれないけれど、挑戦することで得られる成長は、計り知れないように思います。

一生懸命取り組んで、大きく成長した生徒ちゃんは、今回のコンクールだけでなく、他のコンクールを受けた子の中にもいます。
上手に活用して、有意義な時間を過ごせると良いなと思います。


Music Salon vol.3開催します!

2018-11-23 21:08:08 | ピアノ教室
今年もあとひと月と少し…
あっという間に時は過ぎて行きます。
1月の『ちびフクロウのぼうけん』のお話ピアノから今年は始まりました。
忙しい1年でしたが、Music Salonの日程を確保できなくて、気になりつつも日々の仕事に追われていました。

が、ついに⁉︎ やっと⁉︎ 開催が決定しました!

今回のテーマはたのしいクリスマス🎄

クリスマスまでのワクワクするひと時をご一緒に過ごしませんか?

本日より教室前にご案内を出しております。

お近くの方はどうぞご覧くださいね。

申込書も置いてありますので、ご自由にお持ちください。

楽しい連弾をお聴き頂いたり、きらきら星のリレーをしたり。

恒例のお話ピアノ、今回のお話は

『さむがりやのサンタ』

いつもはお話とピアノとを交互にしていますが、
このお話、マンガのようなコマ割り(枠線で区切られた絵の集まり)でできています。

途中で区切らず、一気に読んでみようと思います。

なのでお話の最初に一曲のみで、あとは読み聞かせのような感じになります。

さて、そのほかにも体験型イベントになっていて、一緒に楽しめる内容になっていますので
ぜひ、遊びに来てください!

教室の在籍生だけでなく、どなたでも参加できます。

お席に限りがありますので、ご予約をお願いします。

申込書は、12/2までに教室のポストに入れてください。

応募多数の場合は抽選になります。

お席の確保ができましたら、おハガキをお送りしますので、当日はお持ちください。

これから準備も本格化してきます!

楽しいイベントになるように、頑張ります❣️

秋のブラームス

2018-11-17 20:27:40 | ピアノ教室


今年の秋は暖かで穏やかな日が多いですね。

朝晩は少しずつ冷え込むようになっていても、日中はいつまでも暖かい日が続きました。

でも、そろそろ秋も終わりに近づいて、来週あたりからはぐっと気温も低くなるようで…

木枯らしが吹いて美しく色づいた葉っぱが舞うような日はまだないけれど、今年はこれからかしら?

秋の日のお散歩は、美しい紅葉が楽しみ🍁
いきなり冬が訪れたりしないで、ゆっくり季節の移ろいを楽しみたいです。

寒いのは苦手ですが、きりりと澄んだ空気は、気持ちが引き締まる感じ…

でもまだもう少し秋を満喫したいです😊

この絵は内田嘉郎さんの作品です。
妖精フーちゃんのシリーズの童画です。
(絵の画像をお借りして掲載しています)

この絵の水辺に映る影を見ながら、ブラームスを聴いてみたくなりました。

晩年のピアノ作品にはとても味わい深いものが多いです。

作品番号op.118や、op.119など、晩秋に聴くとまた格別な気持ちになります。

ミルクを沸かして、紅茶の葉を入れて、コクのあるロイヤルミルクティを作って、美味しいチョコレートと一緒に、ブラームスのピアノ曲を聴く晩秋の午後…
窓から差し込む柔らかな秋の日差し…

秋のもう1つの楽しみです♬



早く目覚めた朝には…

2018-11-09 07:04:28 | ピアノ教室
このところ、朝晩は秋のひんやりした空気でも、日中は暖かくて過ごしやすい日々ですね。

もう少し季節が進むと、朝はきりりと引き締まった空気に変化していきます。

まだ暗いうちに目が覚めたら、思い切って起きてしまって、朝の清々しい空気を吸って、1日をゆったりとスタートしてみるのもいいですね。

丁寧に淹れたお茶やコーヒーを飲みながら、静かな音楽でも聴きながら、1日の過ごし方や今後のことをゆっくりと考えてみたり、お気に入りの本を読んでみたり…

やるべきことに追われない時間が持てると、気持ちに余裕が出てきて、良い案が浮かんだり、一日中気分良く過ごせたりしますね。

楽器の演奏ができる人はそうでない人よりも、音楽を聴いた時に、脳内でより多くの喜びを感じることができるそうです。

日々の暮らしの中で、気持ちに寄り添ってくれる音楽をより深く楽しみ、味わうことができたら…
幸せな時間が増えるのではないでしょうか?

ピアノの音色を楽しみ、美しい響きとともに、音楽を味わい尽くすことができたら…

至福のひとときですね✨