ピアノを弾こう🎹 国分寺市、小平市の《つぶらピアノ教室》

国分寺市北町のピアノ教室のご案内です。鷹の台駅より徒歩8分、創価小学校より徒歩3分です。

バッハのシャコンヌ、原型は風紀乱れる踊りだった⁉️

2021-09-25 14:57:00 | ピアノ教室
先日のワールドツアー☆インドの動画。
お子さんの演奏に踊ってくれたお母様。

バレエを長くされていて、
最近はベリーダンスも始められたとか。

あの動画を公開しても良いですか?
とお聞きしたら、かまわないけれど
教室の品格を落としそうで心配と
おっしゃっていました。

品格⁉️

いえいえ、音楽は本来そういうもの。

それに私はとても素敵だと思ったのですけどね。

このブログを読んでくださるピアノの先生からも
素敵とコメントを頂き、嬉しく思いました。

さて今日はバッハのお話。

有名なシャコンヌ。

色々な楽器で演奏されています。

私も大好きな曲のひとつです。

このシャコンヌ。

素晴らしい芸術作品ということは
誰の目にも(耳にも?)明らかではないかと思います。

ですが、この曲の原型は

ポピュラー音楽。

シャコンヌの語源はスペインとフランスの
国境で話されているバスク語で chocuna
可愛らしいという意味だそうです。

可愛らしい?あのシャコンヌが???

シャコンヌの起源は16世紀の南アメリカだと言われています。

16世紀といえば、大航海時代。

もともとヨーロッパで踊られていた踊りを
アメリカ大陸に渡ったばかりのバスク人や、スペイン人が踊っていたのかもしれません。


1600年頃、スペインの植民地だったペルーで
このchacona(チャコーナ)が大流行します。
先住民インディオや、スペインから連れてこられたブラック・アフリカンの影響下に生まれた
植民地の底辺にうごめく民衆や、路上の芸人のエネルギーを出発点としています。

なんだか崇高な感じもするバッハのシャコンヌですが、
元は舞曲です。しかも官能的!

いえいえ、それどころかダイレクトに
エロティックな性格を持つ、少々危ない踊りや歌でした。
それを掻き立てるように、カスタネットが加わり
Vida、vida(生!)のリフレインが重ねられて
テンションを上げていき、最後にchacona!
と爆発するというものでした。

chaconaはスペイン語ですが、
ciacona(伊)ciaconne(仏)と各地に広がったので
その土地の言葉で残っています。

植民地ペルーで大流行したこの曲は、
統治するスペインへ渡っていきます。
そしてこの踊りが風紀を乱す、よろしくないものとして、1615年には教会当局や、王の勅令で
舞台上での公演が禁じられます。

しかしスペインでも大流行で
禁じられれば地下に潜って続けられて、
イタリアへ渡っていきます。

イタリアではギターのコードパターンのひとつとして、
魅力的なオスティナートが多用され
躍動感あふれる快活な楽曲として
当初ペルーで大流行したものよりも
洗練されていきます。
ギター音楽としてのチャコーナは
1640〜60年代に全盛期を迎えます。



ですがあまりにも人々が熱狂することで
教会の統治に不満を持つ人々を
煽動する危険のあるものとして、
ここでも教会の弾圧を受けます。

そして禁じられれば、地下に潜る。

その後アルプスを越えて、フランスにも渡ります。

フランスでは本来のエネルギッシュで
土俗的な性格は喪失して、
ゆったりと優雅な、そして威厳すら感じられるような楽曲形式へと変貌を遂げます。

シャコンヌと呼ばれる時は、
この時期のものを指しています。
バロック最盛期の形式を持った
クラヴサン、リュート、ギターなどのための
楽曲となりました。



教会や当時の政府が
人々を煽動する危険な思想に相当すると
警戒したり、風紀を乱すとして禁じられながら、
それでも人々はその魅力から離れがたく、
地下で脈々と受け継がれ、ペルーからスペインへ、
そしてイタリアへと渡るうちに洗練されていき
フランスではもう原型が想像できないくらい、
変貌を遂げ、バッハがそれらを昇華した芸術作品として生み出す。。。

あの「シャコンヌ」には
こんな経緯があったのです。。。

バッハのシャコンヌを聴いただけでは
にわかには信じがたいですが、
元々は民衆が熱狂する舞曲だったわけです。


音楽は面白い。

音そのものを楽しむだけでなく、
楽曲の背景を知るとさらに面白いですね😊






不正が相次ぐデジタル化応援隊

2021-09-21 23:41:00 | ピアノ教室
現在経済活性化のため、色々なことがされています。

コロナでの支援、足りない、遅いなど
不満も多いようですし、
外国と比べた対応の差も比較されて
様々な意見が飛び交っています。

助成金、補助金と種類もあって、
私はよく知らなかったのですが。。。

助成金は困っている人が申請して、
承認されたら支援を受けられるもの

補助金はその事業の将来性を見込んで
国が投資するもの→税収アップが目的

ざっくりこんな感じでしょうか?

そしてどちらも申請は複雑かつ面倒くさい💦

簡単にはできないものも多いです。


今、びっくりなことが身近で起きています。

中小企業デジタル化応援隊という制度。

ITの専門家が登録して、デジタル化を目指す中小企業のサポートをするというもの。

専門家と中小企業とのマッチングもしています。

中小企業側が、こんなことしてみたいが、
何からして良いかわからないとか
そんな場合でも、それを提出すると、
専門家の方から提案を送って
中小企業側が自社にあったものを選んで契約。
費用は一部をデジタル化応援隊の方で負担してくれるので、普通に受けると高額なものを、予算をそれほどかけられない小さな企業でも学べるというわけです。

コンサルだったり、ホームページの構築だったり。。。様々な学びが用意されています。

ところがこのデジタル化応援隊、
IT専門家による不正が横行しているとかで
突然中止。
システムを変えるためにストップしています。


私は一般的には簡単な登録とか手続きでも
四苦八苦なので、思いつきもしないと思いますが、
IT専門家なら簡単に不正ができる?
緩い制度だったらしいです。

抜け穴だらけの物だと、ちょっとやってみたくなるんでしょうか。。。


思いがけずに登録することになった
デジタル化応援隊の事業。


熊本の音楽教室の先生ら
素敵なミュージックビデオの制作や
ホームページ制作、持続化補助金などの申請代行
など、多方面でご活躍の方で、ご専門はドラム。

現在色々と相談に乗ってもらったりしていますが、

このデジタル化応援隊の事業にIT専門家として
登録されているので、その企画に乗るために
私も中小企業の登録をしたばかり。

そうしたら、突然の中止のメール。

びっくりです‼️

でもきちんと審査を受けて正式に認められた後なので
私たちには特にストップはかけられず
そのまま続行で良いようですが。。。

一瞬、凍りつきました😅

世の中には色々な人がいるんですね。

せっかく出された支援事業なのに
悪用しようという人が。。。

これは第二期なのですが、
第一期の時はひどかったようです。

不正が相次いで、そもそもIT専門家も
自己申告で誰でも、本当は専門家でなくても
登録できちゃったんだそう。。。

それはいくらなんでも、税金をつかうんだから
ちゃんと実績や素性を審査しないと。。。

それでシステムを変えて、再度第二期を始めたものの
自称IT専門家?には太刀打ちできないらしく。。。

この場合、騙された側は、中小企業と国。
どちらも謝金を払っているのに、
ろくな講義も受けられず終了とか?



知識のあるものとないもの。

この格差はこれからこういう形でどんどん横行しそうです。

知識のあるもの=制度の隙間をかいくぐって
自由にやりたい放題では困りますね。

そして、それらの真偽を見極める目も必要なんでしょうね。。。

そのためにも日々アップデートしていかないと
取り残されて、わからない、知らなかったがために
騙されたりする、そんな世の中なんですね。

なんだかちょっと悲しいですが、
知りませんでしたで他の人も巻き込むことだって
ないとは限らない。

のんびりやっていきたいのだけど、
そうはいかない世の中になってしまったみたいで。。。

ついていけるかな?

でもとりあえず、今取り組んでいるものは
きちんとお互い審査も済んでいて、
大丈夫そうです。

知らない人と繋がるのが簡単な時代。

良い人ばかりとは限らないのが難しい。。。








レッスン風景年長さん

2021-09-20 17:12:00 | ピアノ教室
今春入会の年長さん、
少しずつ進んできて、ちょっとずつ難しくなってきます。

まだ小さいので、1日何分とかではなく、
毎日ピアノに向かう習慣をつけることを目標にしています。
忙しい時、眠い時、乗り気でない時は
無理せず、「向かう習慣」だけでも。
5分でも10分でも良いのです。
習慣にすることが、大切です。

さて、そんな年長さん。
練習もだんだんできるようになってきました。

今回は知っている曲だったので、
上手に弾けるようになったら、
生徒ちゃんの伴奏で、家族で歌ったそうです✨

素晴らしい❣️

ピアノを習いに行けば自然と弾けるようになる?
やった分は上達につながりますから
続ければ弾けるようになりますが、
かなりの時間が必要です。

お家での練習は必要。

でも、自分で弾くって、なかなかできないこともあります。

思うように指が動かなかったりもします。

練習しているうちに、だんだんと指の動きも滑らかになり、思うように弾くことができるようになりますが、それは何年も練習をコツコツ続けたらの話。
レッスンではどういう練習が効果的なのか、
何を練習すると良いのかなど、
練習のポイントをお伝えします。


そんな年長さんのレッスン風景です✨🎹😊
今回は、自分で作ったクリップも見せてくれました❣️
これがあれば、練習も楽しいね🎹🎶






ワールドツアー☆インド2

2021-09-18 11:45:00 | ピアノ教室
音源に合わせた即興演奏を
お家で録画して送ってもらっています。

小学生と幼稚園児のお姉ちゃんと弟くんの
動画をご紹介しましたが、
今日は中学生です。
ご家族で楽しんで頂けたのが嬉しい❤️🎹✨
怪しげなメロディと、鈴の音がとてもマッチしています。
踊りも決まって、楽しい動画になりました。
教室でのレッスンの際、この動画に合わせて
リズム楽器を付け加えますが、なんだかこれで
充分な気もします。。。

お家の方には、ご協力ありがとうございました😊💕



当教室のプレピアノコースが国の補助事業に認定されました!

2021-09-15 11:44:00 | ピアノ教室
商工会からの電話で知った採択結果。
その後ホームページでも確認できました。
それが8月31日のこと。

あれから2週間も経つのに、
まだ書類が届かない。。。

間違いだったとか?
なんだか不安になってまたホームページを見て。。。

やっぱりある。

検索してみると、なんだか交付決定書が届くのが
遅いらしい。
1ヶ月かかったこともあったとか。。。

6月4日締め切りの今回の申請は、だいたい7月末くらいに結果が出るのでは?と言われていました。

結果は8月末。

予想より1ヶ月も遅いのだから
決定通知書も時間かかるんだろうな。。

焦りと不安な日々でしたが、
やっと届きました‼️

採択率は38%
採択された全事業者の中で
ピアノ教室は全国でほんのわずか数件です。


これでスタート地点。

これからやろうとしていることの
準備が始まります❣️

思ったよりも時間のかかりそうなことが多くて
なかなか大変そう。

でも自分でやろうと考えたプランなんです。

こんなのあったらいいな、を実現しようとすると
こうなりました😅

またまた忙しくなるけど、
生徒さんたちのメリットはバッチリ。

頑張ります💪🏻

さて、具体的には?

プレピアノコースの新しいレッスン形態を
作ること。

既存の通学コースと、オンラインと通学を組み合わせたコース。

この2つを選べるようにします。

そしてもうひとつ。

大人気のくまちゃんベルの貸し出しです。

こちらはリニューアルされたら
購入し、貸し出しを始めます。

くまさんを内蔵したピアノベルになったら
おうちでも練習できるといいと思っていましたが、
この補助金で費用の一部を国に負担してもらえることで、実現可能となりました。

つぶらピアノ教室のプレピアノコースは
遊んでいるかに見えて、ピアノを弾く前に
大切なことを先に学ぶものです。

ピアノをガンガン教え込んだりしないので、
同じ歳の子が、どんどんピアノ教本で弾き始めると
保護者の方は不安に思うかもしれませんが、
あとでグーンと伸びますのでご心配なく。

ピアノを始めて途中からうちの教室に来られる
生徒さんの中には、色々な子がいます。

音の高い低いがそもそもわかっていなかった、
音列(ドレミの並び方)の途中からは言えない、
など、譜読みに苦労する原因をたくさん抱えて
日々努力してピアノを弾いていました。

そこがもっと楽にできたら。。。

挫折する子はいなくなるのでは?
と思います。

大切な音楽の素地を育てるレッスンの必要性を
強く感じることがあり、
プレピアノコースを作りました。

うちの生徒さんのコンクールの予選通過率は
80%以上です。

みんな素晴らしく才能に恵まれて、
また音楽的環境の整った家庭であるか?
といえば、そうとは限りません。

どちらかと言うと、ごく普通の子が多いです。

ピアノを習い始める時も
コンクールに出ようとか、将来はピアニストに
なんて思って始める方はほぼいないです。

まずは音楽を楽しんで欲しい、
将来ピアノを弾く楽しみを身につけて欲しい、
集中力やコツコツ努力する必要のある習い事で
学習の習慣ややり方を学んで欲しい、
こんなところでしょうか?

情操教育として、と言うお話も聞きますが
では情操教育とは?となると漠然としていて、
なんとなくピアノが良さそうくらいの感じです🎹

それでも、コンクールに挑戦したい、
と言う意欲やきっかけのある子には
様々な働きかけをして、コンクール準備で
大きく成長して結果を出しています。

でもね、賞を取ることよりも大切なことがあるんです。

自分で自分の成長を実感すること。

頑張って練習したからこそ得られる達成感
そんなことを大切にしています。

その子達を見ていて思うこと。

導入期の教本だけでは不十分。

導入期の教本の初めにさらりと出てくること
ここをしっかりと根付くように教えていくことが
その先のピアノが楽に学べて、
楽しく力をつけられます。

頑張ってはなまるもらって、新しい曲に進む🎹✨

誇らしい気持ちや、嬉しさでいっぱいなのは
レッスンの日だけ。
翌日からは新しい曲の譜読みに四苦八苦。
その度に嫌になってしまわないように
ピアノを弾き始める前に先取り学習をします。

でも、見えにくいんですよね。

だって他のお友達は、よそのお教室で
どんどんピアノを弾いています。

最初は「ど」ばかり弾いていたりするけど
どんどん進んでいます。

そうするとお母さんは焦るかも知れません。

うちの子歌ったり、ベルを鳴らしたり、
なんだか遊んでいるみたいだけど大丈夫かしら?

プレピアノコースの終着点は、
五線の音符がト音記号ドレミファソ
ヘ音記号ドシラソファまでは読めます。
そしてどれみの並び方や音の高低を「理解」しています。

楽譜を模様のように読むことも大切です。

どれみをひとつずつ読むやり方しか知らないと
譜読みで苦労します。

まとめて読むことが大切です。

それにはドレミファソラシドは言えるけど
レから3つ上がるはわからないとか、
ラから3つ下がると言われると考え込んでしまう
では譜読みは厳しいです。

聞かれたら即時反応できるように、
していく必要があります。

どれみは読めるのに、場所が1オクターブ間違えて弾いているなどもそうです。

ピアノのどの位置の音か、一瞬で把握できたら
譜読みはグッと楽になりますね。

大切な学びのプレピアノコース。

新しい形態も選べるようになると
おうちでの負担も減りますし、
ベルがおうちにあったら練習もできる
どんどん進めば卒業も早い。。。

そしてピアノに進んだ時に実感できると思います。

ピアノはおうちでの練習がとても大切です。
そこをサポートするためのプレピアノコース。

まずはここから始めると、その先の笑顔が
見られます😊

さてさて、この補助事業。

簡単にはいきません。

事業報告書を提出して承認されないと
補助は受けられません。

またそれが色々ややこしいし、
書類の準備が大変そうです。

採択されてからが大変とはよく聞きます。
私にとっては申請書作成だけでも
ものすごく高いハードルでしたから
なんだか怖い😱

実際に新しいレッスン形態が始まるのは来春以降で
それまではその準備に明け暮れることになりそうです。

つぶらピアノ教室についての詳細は
ホームページをご覧ください♪