今日は午前中にレッスン予約があり、
一生懸命練習してきた生徒ちゃんが
やってきました♬
よく歌わせて、上手に弾けるようになってきていて、頑張っていることがわかります。
せっかくここまで上達したので、
あと一歩、前進してみようと、
歌わせて弾いているフレーズに
言葉のような抑揚をつけることを
練習しました。
フレーズを大きく捉えて
音楽を歌わせているので
今度はその中に細かい歌わせ方を
プラスします。
その両方が感じられると
音楽はより一層魅力を増してくるでしょう。
ここまでできるようになるには、
普段の練習曲の勉強では
なかなかできません。
時間をかけて練っていく曲作りは
コンクールの準備ならではの良さですね。
小さな子で、初心者ながら
そのレッスン内容はとても本格的。
教え始めたばかりの頃は
初心者にこんなことまでは
レッスンしませんでした。
とても難しいし、負担になると
決めてかかっていました。
でも、子どもたちは
私が思っている以上に
大きな力を秘めていました。
もちろん、それを受け取る為の
準備はしっかりとしてからですが…
若かりし頃は、初級の間は
とにかく楽しく、楽譜のお約束を
学んでいくことを目的として
音楽的なことや、テクニックについては中級からと思っていました。
中級に進むと、ハノンやツェルニーで
音の出し方を一からやっていくように、脱力の仕方もかなり時間をかけてやっていました。
この頃になると少しカッコいい曲も弾けるようになるので、それを励みに音の出し方を学ぶというもの。
このやり方でも間違いではないかもしれません。
でも、小さな子でも、最初から音の出し方を教えると、ちゃんと練習してくる子ならマスターできることに気づいて。
初心者だから、まだ小さいからと
決めつけずに、最初から大切なことを少しずつ、繰り返し学んでいくと、好きな曲に出会った時に、より楽しめるし、細かいことを言わずにやっている期間に変な癖がつくのも防げます。
黒の鉛筆しか持っていないのに
曲を色彩豊かに塗り絵することは
できません。
でも、少しずつ色を増やしていくと
音楽を楽しむ幅が広がる!
子どもだからと侮らず、
大事なことは、少しずつでも
教えていく方が良いと思っています。
今日のレッスンでもとても良く弾けるようになりました。
お家でしっかり復習して
自分のものにできるといいですね。
素敵な音楽に仕上げていくことを
楽しみに頑張っていきましょう♬