VOICE of TSUCKY

ラブラドールのいる風景
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Tsuc-Kew Gardens

2016-05-21 | 月世界
もう10年以上前、つんちゃがまだ跳ね回っていた頃、
職場でもよくつんちゃのやんちゃエピソードを話していた。

すると当時の上司が「人は年とともに、動物から静物へと興味が移っていく。」
ということを口にした。
そのときは、「まだまだ先だ。」と、思っていたが、
つんちゃがいなくなった今、妙にその言葉が思い出される。

今まで花や木の世話をしたことがほとんどなかったが、
つんちゃに生花を供えるのに
花屋の店先に並ぶ花をよく見るようになった。
誰でも知っている花の名前しかインプットされていなかったワタシの頭の中に、
少しずつ新規入力項目が追加されつつある。


一昨日買ってきたブーケに含まれていたのは、ちっちゃくて黄色い袋状の「サンダーソニア」




今日はクレーユモントローの水差しに、追加が欲しくて買った「アルストロメリア」
見た目は弱そうだが、しっかりもののユリ科は長持ちする。


爽やかな季節に合わせ、黄色と青色系でカラーコーディネートしてみた。


香りのいいスズランが店頭に並んでいたのでつんちゃのそばに置いた。


スズランはつんちゃと散歩の途中、群生して咲いていた場所を見つけたことがあった。
つんちゃもしばらく地面を嗅ぎまわっていたので
他の場所なら「いい加減行こうよ~」とつんちゃを促したのに、
ゆっくりつんちゃとスズランの香りを楽しんだ。
(つんちゃはたぶんスズランじゃなく別の理由で長居したんだと思うけど。)


鉢の方はと言えば、
3月に注文していた月見草の苗がやっと届いた。
つんちゃと出かけた房総にある農家レストランが扱っているもので、3種類ある。


「昼咲き月見草」は名前の通り、昼間に咲いている。、 


「大宵待ち草」は、黄色い花が咲くので月見草と呼ばれているが、
実は「本当の月見草」というのは白い花なのだそうだ。
「本当の月見草」にうまく花が付いたら写真をアップしたい。



静物とされる植物にも人の目に見える動きをするものがいる。
公園などにもよく植えられているので、これまでも合歓木を目にしていたはずだけれど、
いいな~と意識したときのことをはっきり覚えている。
東京芸大に展示会を見に行ったときのこと、
中庭に面した学生食堂から見た合歓木は、5月の日差しを浴びて、爽やかな風が葉を揺らしていた。
とても気持ちの良い風景だった。
以来、合歓木は「好きな木リスト」の上位に入っている。

大きくなる木なので、室内用に改良されたエバーフレッシュの方が
鉢には向いているかなと思ったけれど、
やっぱり合歓木にした。
被災されたという熊本の農家から購入。
寝るときに葉を閉じて


昼間は葉を開き、植物にもちゃんと人の目でも確認できる動きがあるのだ。



イギリス人の庭を見る機会があった。
友人の知り合いの老夫妻の裏庭だったが、
長い年月に丹精込めた庭は
愛情が注がれている印象だった。
動物も植物も、毎日愛情を持って接していると、
それがその相手に伝わっていくものなのだなと思う。
今まで、枯らしちゃったことのある植物へ、前科を深く陳謝したい。

つん魂:ネムつんの面倒、ちゃんと見たってや~。

キューガーデン(Kew Gardens)はロンドン南西部にある18世紀から続く王立植物園であり、植物研究施設である。
Tsuc-Kew Gardensには、お花屋さんで手軽に手に入るポピュラーな花しかないけれど、
花の名前を知らないワタシには目新しいものばかり。
季節が一巡するころにはいくらか知っている花が増えていることだろう。


コメント
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つっきーの木