VOICE of TSUCKY

ラブラドールのいる風景
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「1」いっぱいの日

2016-11-11 | 月世界
1が揃う11月11日には、いろんな理由付けで
いろんな記念日がある。
ワンコの家族には、やっぱりワンコの日かな。

最大数の1が登場する11月11日は
ワンワン♪ワンワンワン♪言ってたつんちゃにぴったりだ。

つんちゃがいなくなった今
部屋の中はすっかり静かになってしまった。
パソコンやカメラさえも、揃って沈黙してしまった。
パソコンの修理は完了したけれど、
今まで使っていたアドレスを復旧出来ていないので
ショップからのメールも見ていない。
つんちゃの為の買い物がないから、
あまり不便と感じないので、そのままになっている。

つんちゃの声が恋しくなって、
夜の空を眺め、お月様を探していた季節は過ぎ、
急に寒くなって、夜空を眺める時間は減った。

でも、こんなところなら寒くても我慢する。


涸沢カールのテント村を72時間取材した番組を見た。
何度も穂高岳山行を共にし、
一緒に此処で登頂の前祝いに生ビールで乾杯した山友は今、
難病と闘っている。


番組では、もうすぐ定年を迎える元山岳部の男性が
涸沢カールでじっと山々を眺めていた。
山頂を目指さない山登りもあるんだな。
山友と歩いた稜線や、つんちゃと歩いた河童橋周辺の風景を
思い出しながら、映像に見入っていた。


自分の足で歩いた稜線に縁取りされた深い闇の中、
さんざめく無数の星々に圧倒された。


でも、穂高の山々が見せてくれたのは、それだけではなかった。
朝陽が岩肌を染める、モルゲンロートの神々しさは、
感動を表現する言葉を持っていないことが口惜しい。


あのキリッとする冷たい澄んだ空気の中で体感する風景は
何年、何十年経っても記憶に残る。
番組で取材を受けていた、
お父さんと二人で来ていた5歳の女の子の中にも
ずっと残っていてほしいな。

つんちゃと河童橋から帝国ホテルまで歩いた時のことを
思い出す為に、ワンワン・ワンワンの日に
今夜の番組のタイミングが合っていたのは、
つんちゃの仕掛けかな?

つんちゃと眺めた穂高岳は、
変わらないね。
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つっきーの木