今日は会社の同僚と
ワタシの行動範囲にはない地域に行ってみた。
昭和のサラリーマン達が通った頃からリフォームしてないことが
一見してわかる路地裏には、
ポリバケツがまるで映画のセットのように置かれていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/c2/2879fe6ad9de2aa9ec5fc271933d3b74.jpg)
立ち飲みを中心に、店内がやたら狭い飲み屋が多く、
ひと通り見学して、飲んべえではない我々は
テレビが時々取材に来る店、という同僚の情報を元に
路地の中程にある洋食屋に入った。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/22/76d1c839e4c252cb27735c50501d79e6.jpg)
芸能人のサインや写真が雑然と貼られた入り口には
2人の男性が立ち待ちしていて、18時半、すでに店内はいっぱいだった。
案内された2階の座敷に上がるのは劇的ビフォーアフターに依頼しそうな無茶な角度の階段で
揚げ物の調理油が染み込んだ、
いかにも滑り落ちて下さいと言わんばかりの塩化ビニール製の床材が張られていた。
座敷に入ると階段を上がる前から想像した通り、
いや、想像以上の昭和が保存されていた。
古さを超えて博物館展示レベルのクーラー(エアコンとは言わない)や
カラオケセット?
今ではワシントン条約によって罰せらるべっ甲の置物。
床は傾き、壁には大きなヒビが入っていた。
ここで震度4は体験したくないなぁと、
昼間の震度3がギリかと頭の中で危険度を計っていた。
老舗と言われる洋食屋さんには何度か行ったけど、
それらはどれも、ちょっと贅沢して食べに行くというお店だった。
根岸の香味屋、日本橋のたいめいけん、日比谷の松本楼、銀座の資生堂パーラー、上野のぽん多本家。
でも、この路地裏の洋食屋さんは、
立地と同じく「裏」の洋食屋さんだった。
ついでながら給仕の女性もかなりレトロな方だった。
だからお客さんも注文の順番を急かさずに待っている。
みんな昭和のレトロ感に浸っている中で、
注文内容が伝わらなかったことに
ひとり苛立ちをみせる女性の強い口調は不快で、
まわりからはマナーの悪い客としての視線で黙殺されていた。
料理は正直なところ、美味しくなかった。
帆立フライが品切れのため、仕方なく注文したカニクリームコロッケは
油が古いし、揚げ過ぎで、うちで揚げた冷凍モノの方がマシだった。
価格は上記の老舗店よりはずっと安いけれど
決して安さで勝負しているとは思えない価格だった。
なぜ、ここが取材を受けるほどの洋食屋なのかは、ワタシには不思議だった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/5d/0092c34c37f9be1b6116edb17788429d.jpg)
それでも店を出ると表に数人が待っていた。
昭和へのノスタルジーに支えられた人気は、料理の評価とは別物なのかもしれない。
話し足りずに喫茶店に寄ってベトナムコーヒーでまたしばらく話し込み
家に着いたら日付の変わる時間になっていた。
こんな時間帯でも待っていたつんちゃの姿を思い出す。
どんな1日を過ごそうとも、やっぱり1日の終わりに思うのはつんちゃのことだなぁ。
昭和が心に残るように、つんちゃもワタシのレジェンドだから。
ワタシの行動範囲にはない地域に行ってみた。
昭和のサラリーマン達が通った頃からリフォームしてないことが
一見してわかる路地裏には、
ポリバケツがまるで映画のセットのように置かれていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/c2/2879fe6ad9de2aa9ec5fc271933d3b74.jpg)
立ち飲みを中心に、店内がやたら狭い飲み屋が多く、
ひと通り見学して、飲んべえではない我々は
テレビが時々取材に来る店、という同僚の情報を元に
路地の中程にある洋食屋に入った。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/22/76d1c839e4c252cb27735c50501d79e6.jpg)
芸能人のサインや写真が雑然と貼られた入り口には
2人の男性が立ち待ちしていて、18時半、すでに店内はいっぱいだった。
案内された2階の座敷に上がるのは劇的ビフォーアフターに依頼しそうな無茶な角度の階段で
揚げ物の調理油が染み込んだ、
いかにも滑り落ちて下さいと言わんばかりの塩化ビニール製の床材が張られていた。
座敷に入ると階段を上がる前から想像した通り、
いや、想像以上の昭和が保存されていた。
古さを超えて博物館展示レベルのクーラー(エアコンとは言わない)や
カラオケセット?
今ではワシントン条約によって罰せらるべっ甲の置物。
床は傾き、壁には大きなヒビが入っていた。
ここで震度4は体験したくないなぁと、
昼間の震度3がギリかと頭の中で危険度を計っていた。
老舗と言われる洋食屋さんには何度か行ったけど、
それらはどれも、ちょっと贅沢して食べに行くというお店だった。
根岸の香味屋、日本橋のたいめいけん、日比谷の松本楼、銀座の資生堂パーラー、上野のぽん多本家。
でも、この路地裏の洋食屋さんは、
立地と同じく「裏」の洋食屋さんだった。
ついでながら給仕の女性もかなりレトロな方だった。
だからお客さんも注文の順番を急かさずに待っている。
みんな昭和のレトロ感に浸っている中で、
注文内容が伝わらなかったことに
ひとり苛立ちをみせる女性の強い口調は不快で、
まわりからはマナーの悪い客としての視線で黙殺されていた。
料理は正直なところ、美味しくなかった。
帆立フライが品切れのため、仕方なく注文したカニクリームコロッケは
油が古いし、揚げ過ぎで、うちで揚げた冷凍モノの方がマシだった。
価格は上記の老舗店よりはずっと安いけれど
決して安さで勝負しているとは思えない価格だった。
なぜ、ここが取材を受けるほどの洋食屋なのかは、ワタシには不思議だった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/5d/0092c34c37f9be1b6116edb17788429d.jpg)
それでも店を出ると表に数人が待っていた。
昭和へのノスタルジーに支えられた人気は、料理の評価とは別物なのかもしれない。
話し足りずに喫茶店に寄ってベトナムコーヒーでまたしばらく話し込み
家に着いたら日付の変わる時間になっていた。
こんな時間帯でも待っていたつんちゃの姿を思い出す。
どんな1日を過ごそうとも、やっぱり1日の終わりに思うのはつんちゃのことだなぁ。
昭和が心に残るように、つんちゃもワタシのレジェンドだから。