VOICE of TSUCKY

ラブラドールのいる風景
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あの犬の姿を

2015-08-22 | Weblog
母の故郷・広島の土砂災害から1年。
母の生活の場であった地名が災害現場となっていたニュース映像に
見入っていたとき、その犬は紹介されていた。




災害救助犬として出動していた夢之丞は
保健所から救出された犬だった。


24時間テレビの番組内で保護当時の映像が流れた。
檻から出されたときの怯え切った様子に
こみ上げるものがある。


昭和40年代に盛んにおこなわれた野犬狩りによって
野良犬がほとんどいなくなった現在、
保健所で殺処分される犬は、飼い主による持ち込みが大部分なのだ。

自分が迎え入れた動物に対して
どうしてそんな惨いことをするのだろう。
自分を信頼してくれる相手を裏切ることに
苦しみを感じないのだろうか。
罪悪という感情は人によって持ち方が異なるらしい。

それでも、少しでも社会が共有しているレベルでの倫理を
持ち合わせてもらいたいという願いを込めて
あの檻の中にいる犬たちの様子を世間に知らしめているのだろう。
けれど悲しいことに殺処分が相変わらず年間3万頭という数字に
大きな変化はないようだ。
そもそも飼い犬をそんな場所へ持ち込む人は
あの犬たちの姿を見ても自分の行為を顧みて悔んだりはしないのではないか?
同じ人物が複数回保健所に持ち込むこともあるというのだから。

一方で捨てられた犬を救おうと自分の時間を削って活動している人もいれば、
いらないからとモノのように簡単に捨てに行くひともいる。

科学技術の進歩によって
様々なことが可能になってきた現代。
いつか、動物たちの気持ちが読み取れる装置が発明されて
動物たちが飼い主を選べるようになればいいな・・・。

あ・・・
動物側からのダメ出しによって
選ばれないヒトになるのは怖いナ。

つんちゃ、うちに来てくれてありがとう。


安心しきって寝ている姿を見ていると
その信頼に応えたいと強く思う。



本日の水分摂取量メモ
900cc
にゅ~にゅ~=300cc









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