VOICE of TSUCKY

ラブラドールのいる風景
出演者紹介:カテゴリー”VoT紳士録” 
用語辞典:カテゴリー”つきペディア”

行ったり来たり

2015-07-21 | 養生記
外科的処置、するべきなのか?
止めるべきなのか?

一応、院長先生には大学病院の予約をお願いした。

人間の都合で、つんちゃの体を傷つけていいのか、
避妊手術の時も、
幹細胞治療の時も、
散々迷った。

挙句、つんちゃが快適に暮らせるように願って受けることにした手術だった。

一方、整形の外科手術というのは、予約までしたが、キャンセルした。
前足の跛行が目立ち始めて、いろいろ探して肘関節の施術をする病院へ行ったことがあったのだ。
でも、外科的処置の負担の大きさに気づいてとどまった。

今回は、生命にかかわる問題なので、
決断は猶予のならないもので、出す結果は重い。

病理検査では一旦、白と出ているにも関わらず、
黒の要素は完全否定されておらず、臨床での観察を要するとあった。
院長先生は1か月後の状態で黒と判断したのだから、
その未来予想図には病気の進行がうかがわれる説明があった。


大学病院でのCTでどこまで悪いものなのかがはっきりするだろう。
だから、受診することが吉となると思う。
でも、そこから先の処置を思うと、尻込みしてしまう。

病理の白と臨床の黒の狭間で行ったり来たり。気持ちは揺れる。

つんちゃの姿が愛しくて仕方がない。
犬を思う家族は、みんなが経験することなのだろうな。




つん:おしりずり落ちちゃった、上げるの手伝って~。


つん:なんか悩んでんの?


つん:元気出しや~。


(陰の声:ありがとー、でもね、つんちゃのことで悩んでんのよ。)



本日の水分摂取量メモ
1300CC
にゅ~にゅ~=300CC
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

逡巡

2015-07-20 | 養生記
先週から読んでいた小説の中に、
「幸福にはそれに見合う代価を支払わなければならない」という一節があった。
幸福であればあるほど、それが失われたときのダメージは大きいし、
立ち直るには、その幸福の期間と同じだけの時間が必要だと主人公は語る。

でもそれは全員が支払う義務はなく、
徴税吏はサンプル方式で選んだ者のみからその代価を徴収する、というようなことを語っている。

その支払い命令通知が来たのか?
リポ払いで細切れに払ってきたつもりだけれど、
まだまだそんなもんじゃあ足りないとでもいうのか?

つんちゃのエプリスは増殖傾向にある。
思案してもどうなるものでもなく、これは一種のギャンブルのようなもの。
今、被害を最小にとどめるために、顎まで切除するような大手術を受けるのか、
進行が止まるかもしれないという願望で見守っていくのか、
どちらにもリスクがある。

より少ないリスクで最大限の満足を得たいとは
みんなが望むこと。
その選択に「攻勢派」と「守勢派」があるのだ。
点が取れなければ勝てない、
点が入らなければ負けない。

どちらで勝負するかが決められない。


手術は受けさせたくないけど、この先のQOLがどうなるのか?


大好きなおやつ・ターキーコンボは横から食べてるし、


齧歯類(ねずみやうさぎ等)じゃないから、前歯がなくても食べられるんだろうけど。


でもな~、体の中に要らないものなんてないはず。
失うことでどこにどんな影響がでてくるのか・・・。





本日の水分摂取量メモ
1300cc
にゅ~にゅ~=300cc
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

火山活動

2015-07-19 | 養生記
”エプリス火山”
イタリア辺りにありそうな火山の名前だけれど、
これはつんちゃの口腔内に活動中の火山なのだ。

口の中のデキモノは悪性のものが多いけれど、
良性と判断されるものがこのエプリス。
でも、同じエプリスの中でも、ワルはいるのだ。

1か月前に出た病理検査の結果は次のようなものだった。
歯周靭帯由来繊維腫性エプリス
コメント:組織学的低グレードであるが生物学的高グレードな犬の繊維肉腫の可能性を考慮しておく必要あり

先月の診察からひと月経った状態で
今後の治療を考えることになっていた。
そして、今日はその経過観察で診察を受けた。
つんちゃの口の中にある"エプリス火山"は、大きくなってしまっていた。

院長先生の診立ては「手術で切除」だった。
つんちゃのエプリス火山は活動中で、
今のうちにストップさせておいた方が得策という判断だった。

切除は簡単ではない。
表面的に削り取るだけでは火山活動は止められない。
顎の骨までも一緒に切除することになる。

今の内なら犬歯は残せるという先生の言葉を
救いに取るか、そんな大変な手術を受けさせなければならないのか?
との間で葛藤が続く。

のんびりはしていられない。
こうしている間にも、エプリス火山はマグマを押し上げ
横展開でその勢力を拡大しているのかもしれない。
ここで止まるという保証はない。

つんちゃのあどけない顔を見ていると
手術は受けさせたくないと思う気持ちは強い。
でも、悪化するかもしれない症状を抱えて
この先ずっと今のコンディションで暮らしていけるのかどうかもわからない。


院長先生は、手術を受けるための体力は十分にあると判断している。
そのための、いつもよりも項目の多い血液検査をしたようだ。
減量も順調にコントロールしてきている。






院長先生の説明を聞いていると
手術でこれ以上のマグマ隆起の不安が消えるのであれば
受けた方がいいという思いになったが、
つんちゃの顔を見ているとどうしても迷う。


家族の姿がないと不安でいられないつんちゃを
1日でも入院という環境に置くことが、
他のことに影響がでないかという心配。


獣医師は目の前の病気を治すことを考えて最善の方法を処置する。
家族は動物の気持ちの方に流されやすい。
動物たちは自分が背負った病を振り払うことなく、受け止めるだけだから、
望むも望まないも、積極的治療なんて手段は持たない。
そこを、人間の判断で、人間が動物に苦痛の無い生活をしてほしいから、
治療と言う名の苦痛を与えてしまうのだ。
動物の意思は汲み取ることができないのだから、一方的にならざるを得ない。
そこが、人間にとってのジレンマ。


そして、人間は神ではないのだから、
結果が何をもたらすのかはわからないのだ。

現時点で考える基準となるのは
1つしかできない選択を
より後悔の少ないものを選ぶしかない。
それは院長先生の言葉でもあった。





本日の水分摂取量メモ:
全国各地35℃を超える猛暑の中、10時の予約で行った病院。
長い検査でつんちゃもお疲れ。
1400cc

にゅ~にゅ~=300cc
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

チームつん茶会

2015-07-18 | Weblog
今夜はオコ坊も加わって、内輪でチームつん茶会。
すでにベッドに入っていたつんちゃも、
参加表明。


つん:”犬毛海岸公園”のお茶会、思い出すなぁ・・・懐かしい~なぁ。


つん:なんか、ここ、不利な位置みたいやな。テーブルまで遠いんちゃう?


つん:こっちこっち、こっち~ 飛んでこぉ~~い


(陰の声:つんちゃ、そこ、外野席
つん:あ? え?


つんちゃの吸い付くような視線はレーザーポインターのように、ターゲットを追いかける。











つん:来たぁ~~っ


全員がすべて食べ終えたことを1人ずつ顔を見ながら確認する慎重さは
うっかりミスのない丁寧な仕事人を思わせる。




本日の水分摂取量メモ
400cc
にゅ~にゅ~=300cc
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ムシムシ台風

2015-07-17 | Four Seasons 四季折々の・・
台風11号の通過方面ではなかったつんちゃ地方だが、
それでも日中、何度か集中豪雨のような雨があった(らしい)。

たっぷりと湿気を含んだ雨雲が
台風の渦から遠く離れたつんちゃ地方にも
ムシムシの不快を運んできた。

遠くで台風通過中も、
つんちゃは家の中。
冷房中でも
は~は~が止まらない~


つん:太陽出てへんのに、なんで暑いんや?


つん:台風? 


つん:うそやん。


つん:全然、大荒れしてないやん。


つん:でも、このムシムシ感は、やっぱりヤツか・・・。


つん:うちの一番苦手な「コーオンタシツ」ってヤツやん


つん:冷え冷えお願いしますやん
(陰の声」あいよ~)



本日の水分摂取量メモ
1200cc

にゅ~にゅ~=300cc
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

つっきーの木