お遍路さんのコーチ役である先達さん達は
四国八十八か所霊場のことを簡略して、「ハチハチ」と呼んでいる。
八十八か所、お遍路さん、というのは世間でも認知度は高い。
でも、別格二十霊場のことはハチハチほど知られていないようだ。
少なくともワタシは、八十八か所を周ろうと計画するまで知らなかった。
別格のお寺は、弘法大師の熱烈なファンである地元の人たちが
お大師様を祀るために作った霊場だそうで、
ご本尊が弘法大師というのが多い。
今回の先達さんご本人も、弘法大師ファンだそうで、
二十霊場を説明する際には、
お大師様(=弘法大師)への愛がこもっていた。
1200年の後にも、こんなにたくさんの熱烈なファンがいるなんて、
それだけでも驚き!
母によれば、ワタシの祖父は弘法大師の熱烈なファンだったらしい。
まさかお寺に全く興味のなかった孫がお遍路に行くとは、
あちらの世界でつんちゃと一緒に驚いていることだろう。
今日もお大師様エピソードがぎゅっと詰まった場所を周った。
まず向かったのが、8番十夜ヶ橋。これでトヨガハシと読む。
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お遍路が橋の上で杖をついてはいけないという理由が此処にある。
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お大師様がこの橋の下で眠ったから、起こさないように、静かに渡りなさい、
ということからきているそうだ。
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面白いのは、寝ているお大師様の頭の方向を
逆にして像を作った寄進者グループがいて、
お寺も折角作ったんだからと引き取ってそれも並べてある。
曰く、お大師様だって寝返りくらい打つだろう、という広い心で。
そんなゆる〜い感じがいい。
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此処には、通夜堂と呼ばれる、お寺がお遍路のために用意してくれている無料宿泊所がある。
お遍路が雨露をしのぐための小屋なので、宿坊とは別の施設で通夜堂があるお寺は今では少ない。
たぶんこの通夜堂がお遍路の宿泊イメージを作っていると思うけれど、
実際ここに泊まるのは歩き遍路の人で、少人数でないと無理だからバスやタクシーで巡礼する人は泊まれない。
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次に向かったのは、7番出石寺。
ここは、8番と7番の順序が所在地の都合で逆になった。
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本堂までの石段を上がると、どことなくつんちゃに似た牛が迎えてくれた。
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つん魂:うちやってなんでわかったん?
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このあと、お昼ごはん。
先達さんのオススメのお店はちょうどお昼時ということもあって大混雑。
地元の人が蕎麦を食べているので、たまには蕎麦にしてみた。
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9番に参拝した後、お遍路の"パイオニア"である衛門三郎の領地だった所へ立ち寄った。
衛門三郎については、興味のある方は調べて読んで頂くことにして、
その話が作り話ではないという証拠としてこの塚をご覧あれ!と、
見せてくれるのがココ。
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ん〜確かに田んぼの中にこんもりとした塚が8つ数えられる。
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1200年も経てば、話も盛っちゃうこともあるだろうけれど、
"盛り土"は現在も大切にされている、
次に参拝したのは、またまた階段修行のあるお寺。
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途中、ここにも"牛"が。
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境内には他にも「お聖天(しょうてん)様」という、
ワタシは初めてお目にかかる神様が祀ってあった。
二股の大根がトレードマークだそうなので、
このマーク?を見たらそれは商売繁盛の神様だそうだ。
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この日はお遍路さんより、紅葉見物に来ている人の方が多かった。
ここではお天気がよくなくて青空に映える紅葉ではなく、雨に濡れて光るモミジだった。
・・・にもかかわらずの人出。日本人は紅葉シーズンと言えばとにかく出かけたくなるのかも。
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本日最後に参拝したのは、弘法大師が仏像を彫った木を祀ってある生木寺。
「お大師様が彫った仏像だから、大事なんだ~」っていう、ここもファンならではの心理か。
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ホテルに帰り本日は和食のコースで、
日本酒の飲み比べセットがあったので、
お遍路仲間とそれぞれ注文してみた。
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ホテルのレストランで贅沢にもコースメニュー。
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タクシー遍路なので、かなり楽をさせてもらっているのだけれど、
それでもお寺を幾つも周ることは体力気力がないと結構しんどいものだ。
だから、ホテルの快適な部屋と、食事が美味しいのはとても有難い。
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こうして快適に巡礼できる時代に生まれてよかった!
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食事中の会話も京都と大阪の関西弁コンビの
賑やかな会話で和気藹々に。
鯛のあら煮は愛媛のおもてなし料理のようで
前回の88でも3日連続出された。
「鯛の鯛」を知らなかった先達さんともう一人の男性に
強烈な京都弁で「いやぁ知らんの?形を壊さずに取り出せたら御守りに持ってるとエエんやで。」と
そのあともこの話題だけで15分は独演会をしてくれた。
関西人一人いれば食卓に沈黙ナシ。
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きっちりデザートまで食べてお開き。
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でもまだ、寝るには早い。
ホテルの隣りがイオンモールになっているので、
買い出しに行ってみた。
つんちゃの為のお花を買うようになって、花屋があればどんな花が置いてあるのか、
つい気になって覗く習慣がついた。
目に留まったのは花ではなく、三宝松。
サカキはうちの近所の花屋でも売っているけれど、これは見ないなぁと。四国は神様も大切にする土地柄なのね。
四国八十八か所霊場のことを簡略して、「ハチハチ」と呼んでいる。
八十八か所、お遍路さん、というのは世間でも認知度は高い。
でも、別格二十霊場のことはハチハチほど知られていないようだ。
少なくともワタシは、八十八か所を周ろうと計画するまで知らなかった。
別格のお寺は、弘法大師の熱烈なファンである地元の人たちが
お大師様を祀るために作った霊場だそうで、
ご本尊が弘法大師というのが多い。
今回の先達さんご本人も、弘法大師ファンだそうで、
二十霊場を説明する際には、
お大師様(=弘法大師)への愛がこもっていた。
1200年の後にも、こんなにたくさんの熱烈なファンがいるなんて、
それだけでも驚き!
母によれば、ワタシの祖父は弘法大師の熱烈なファンだったらしい。
まさかお寺に全く興味のなかった孫がお遍路に行くとは、
あちらの世界でつんちゃと一緒に驚いていることだろう。
今日もお大師様エピソードがぎゅっと詰まった場所を周った。
まず向かったのが、8番十夜ヶ橋。これでトヨガハシと読む。
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お遍路が橋の上で杖をついてはいけないという理由が此処にある。
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お大師様がこの橋の下で眠ったから、起こさないように、静かに渡りなさい、
ということからきているそうだ。
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面白いのは、寝ているお大師様の頭の方向を
逆にして像を作った寄進者グループがいて、
お寺も折角作ったんだからと引き取ってそれも並べてある。
曰く、お大師様だって寝返りくらい打つだろう、という広い心で。
そんなゆる〜い感じがいい。
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此処には、通夜堂と呼ばれる、お寺がお遍路のために用意してくれている無料宿泊所がある。
お遍路が雨露をしのぐための小屋なので、宿坊とは別の施設で通夜堂があるお寺は今では少ない。
たぶんこの通夜堂がお遍路の宿泊イメージを作っていると思うけれど、
実際ここに泊まるのは歩き遍路の人で、少人数でないと無理だからバスやタクシーで巡礼する人は泊まれない。
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次に向かったのは、7番出石寺。
ここは、8番と7番の順序が所在地の都合で逆になった。
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本堂までの石段を上がると、どことなくつんちゃに似た牛が迎えてくれた。
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つん魂:うちやってなんでわかったん?
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このあと、お昼ごはん。
先達さんのオススメのお店はちょうどお昼時ということもあって大混雑。
地元の人が蕎麦を食べているので、たまには蕎麦にしてみた。
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9番に参拝した後、お遍路の"パイオニア"である衛門三郎の領地だった所へ立ち寄った。
衛門三郎については、興味のある方は調べて読んで頂くことにして、
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見せてくれるのがココ。
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ん〜確かに田んぼの中にこんもりとした塚が8つ数えられる。
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1200年も経てば、話も盛っちゃうこともあるだろうけれど、
"盛り土"は現在も大切にされている、
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途中、ここにも"牛"が。
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境内には他にも「お聖天(しょうてん)様」という、
ワタシは初めてお目にかかる神様が祀ってあった。
二股の大根がトレードマークだそうなので、
このマーク?を見たらそれは商売繁盛の神様だそうだ。
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この日はお遍路さんより、紅葉見物に来ている人の方が多かった。
ここではお天気がよくなくて青空に映える紅葉ではなく、雨に濡れて光るモミジだった。
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本日最後に参拝したのは、弘法大師が仏像を彫った木を祀ってある生木寺。
「お大師様が彫った仏像だから、大事なんだ~」っていう、ここもファンならではの心理か。
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ホテルに帰り本日は和食のコースで、
日本酒の飲み比べセットがあったので、
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ホテルのレストランで贅沢にもコースメニュー。
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タクシー遍路なので、かなり楽をさせてもらっているのだけれど、
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食事中の会話も京都と大阪の関西弁コンビの
賑やかな会話で和気藹々に。
鯛のあら煮は愛媛のおもてなし料理のようで
前回の88でも3日連続出された。
「鯛の鯛」を知らなかった先達さんともう一人の男性に
強烈な京都弁で「いやぁ知らんの?形を壊さずに取り出せたら御守りに持ってるとエエんやで。」と
そのあともこの話題だけで15分は独演会をしてくれた。
関西人一人いれば食卓に沈黙ナシ。
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きっちりデザートまで食べてお開き。
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でもまだ、寝るには早い。
ホテルの隣りがイオンモールになっているので、
買い出しに行ってみた。
つんちゃの為のお花を買うようになって、花屋があればどんな花が置いてあるのか、
つい気になって覗く習慣がついた。
目に留まったのは花ではなく、三宝松。
サカキはうちの近所の花屋でも売っているけれど、これは見ないなぁと。四国は神様も大切にする土地柄なのね。
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