ありがとう通信

北九州市門司区 辻医院からの通信

大腸がん検診のすすめ  辻医院通信8月号から抜粋

2011-08-02 09:46:35 | Weblog

 

8月号のありがとう通信から抜粋

 

 

増えている大腸がん 
         私は大丈夫!って思っていませか?

2001年には、新たに大腸がんになった患者数は毎年10万人を超えるようになっており、今後、胃がん、肺がんを抜き、男女を
あわせた日本人のがん罹患数は1位になると予測されています。大腸がんの死亡者数はこの20年で2倍以上に増え続け、現在、
日本の女性のがん死亡原因の1位、また男性では4位となっています。
40歳になったら、定期的に大腸がん検診を受け、早い段階でがんを発見することが重要です。大腸がん検診では最初に便に血が含まれているかを調べる便潜血検査を勧めています。この検査は今までに行われた多くの研究で、40あるいは50歳以上のがん検診対象者の死亡率が減少するという効果が認められています。

早期段階では自覚症状のない大腸がん


大腸がんは初期段階では自覚症状がみられないことが多く、
異常を感じていない段階でも定期検診などで発見されることが少なくありません。
一方、がんが進行すると、「便に暗赤色の血が混じったりする血便」、「便が細くなる便柱狭小」、「便が出きらない感じがつきまとう残便感」、「下痢と便秘の繰り返しなどの排便に関係する症状」などがみられるようになります。

これらの症状は大腸がんに特徴的なものではなく、他の疾患でもみられる症状です。とくに血便には注意が必要です。血便は痔にもみられる症状であるため、痔と思い込んで発見が遅れ、がんが進行してしまうことがあります。
血便は大腸がんにもよくみられる症状なので、症状がある場合には一度医療機関を受診することをお勧めします。

早期の大腸がんは症状があらわれにくく、自覚症状がある場合はかなり進行している可能性があります。自覚症状がなくても定期的に検診を受け、精密検査が必要な場合には積極的に大腸内視鏡検査を受け、大腸がんを早期に発見することが大切です。

 

辻医院では 便潜血検査・大腸内視鏡検査(大腸カメラ)ともに受けていただけます。
内視鏡学会指導医が検査いたします。