月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

献血之痕

2012年09月13日 21時06分47秒 | 仏々相念(住職日記)

そうじゃないんですよ・・・

 

ポンっと空く一日。

休みのようで休みでなく、出ようかな~っと思えども躊躇するコイツがいます。

別に通夜までに帰れる距離であればなんら考えることもないのですが、考えてしまうのです・・・コイツ。

 

昨晩から今日は絶対出掛けようって決めていました。

カ~ンってしまなみ海道飛ばしてって思ったりもしたのですが・・・

気持ち的には「行こう!」って思うのですが後のことが心配でやはり鈍るのです。

精々、松山止まりです。

 

朝晩は涼しく凌ぎ易くなりましたが、昼中はまだまだですね。

晴れたり曇ったりの天気でしたが気持ち良く車を走らせることができました。

「あ~、しまなみとか気持ちいいだろうな~」ってつぶやきながらも山間部の国道をリズムよく走り抜けます。

約束がある訳でもないのでゆったりとした気持ちで・・・

別に気分高める必要もないので何も聴きません。

 

松山に行ったからって用事がある訳でもなく、買い物がある訳でもなく・・・

あっても献血か温泉ぐらいのものです。

行きながら考えるのです、「どうしようかな~・・・」

 

午前の献血の受付にギリギリ間に合いそうです。

ということで献血に・・・

 

最初に診察していただくのに、採血する方の腕を決めます。

「どちらか決まってますか?」

「左が多いです」

「あ~、大分痕がついてきていますね」

「そうなんです・・・右は難しいですか?」

「いえ~難しくはないのですが、やっぱり左がよく血管が出ていますね。痕が気になりますか?変なことをしているかと思われますかね。見る人が見れば分かるのですが・・・」

「すいません、外見悪いもんですからやっぱりって感じでしょうか?」

「いえ、そうじゃないんですけど・・・」

 

献血するのはいいんですけど、正直気になっていました・・・

結構、太い注射針ですので痕ができるのもしょうがないのですが・・・

若い女性も結構多いのですが偉いな~って思います。

こんなオッサンが腕の痕云々って言ってたら恥ずかしくなります。

 

一時間程で成分献血が終わります。

ゆっくり商店街でもぶらつけばいいものを直ぐまた駐車場に向かいます。

携帯電話を確認すると着信なし・・・

安心しつつ、「さあ、帰ろう・・・」

 

帰ると腕には日焼けの痕が・・・

また中途半端なところが焼けたよな~って誰も見ないのに気にするコイツがいます。

 

割合、デリケートです・・・コイツ。