月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

嵐停留所

2013年04月04日 20時39分43秒 | 仏々相念(住職日記)

明日ありと・・・

 

人気アイドルグループ「嵐」

ライブも凄いファンの多さだと聞きます。

皆、男前でカッコいいですもんね。

 

かなり以前よりこの停留所が地味に有名になっていることを知っていました。

宇和島自動車がいろんな場所の停留所のキーホルダーを作ったところ、

「嵐」がもの凄く売れたとのこと・・・

紐をアイドルカラーにしてくれという問い合わせもあったとかなかったとか・・・

凄いもんだな~って思っていました。

 

家族で南にピクニックに行ってきました。

その道中にこの話になり帰りに写真撮ろうってことになりました。

上りの停留所は傍に松が・・・

下りの停留所には桜が・・・

「どっちがいい?」って娘に聞くと、

「じゃ、桜で・・・」

 

折角なのでブログネタにコイツもパチリ。

停留所と桜です。

もう、葉桜になっていました。

でも、写真撮りつつ・・・

「んっ・・・なかなかいいね~」

 

「明日ありと思う心のあだ桜 夜半に嵐の吹かぬものかは」(親鸞聖人)

 

海岸にあるこの停留所・・・

海からの風がキツイことでしょう・・・

 

この停留所でバスを待つ方々がこの桜花見上げて思われたことでしょうね。

「きれいだね~・・・」って。

次の日、そこに立ちつつ、「あ~、散っちゃったね~・・・」

儚さを感じられたかもしれません。

 

まだ、ガンバって咲いている桜花がありました。

陽が落ちると寒くなります・・・

そんな中、「散りたくないよ~」って今もガンバっているのでしょうか・・・

「散る桜 残る桜も 散る桜」(良寛さん)

でも、必ず散らねばならないのです。

 

「散る桜 今もこころに 咲く桜」(龍谷大学 鍋島直樹教授)

 

散ってもそこに桜は咲いているんだ・・・

ここに、今ここに、コイツのところに咲いている・・・

「願生れ(がんばれ)!」って。