月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

一座全力

2013年04月21日 21時19分32秒 | 仏々相念(住職日記)

この一瞬を・・・

 

息子の総体地区予選も終わったそうです。

県大会出場できるようで安心しました。

 

今日はバタバタしておりコイツも坊守も行くことができませんでした。

なので少々状況を尋ねます、

「今日もあっちこっち走ったん?」

「うん、走ったで・・・」

当然のようなことを聞くもんですから「どうしたんや・・・」って感じの返事でした。

 

結構ハードなスポーツです。

一つのボールを追いかけ、一つのゴールに押し込む・・・

全力で追いかける姿、いいもんです。

 

ポンポンとボールをつきながら目の前のゴールに向かう時、どんななんでしょうね。

こちらは胸が張り裂けそうになりますが・・・

 

この一投のために・・・

このためにひたむきに歩んできたのですね。

そう思いながら観戦させていただいた昨日。

 

いろんなことがありましたが・・・

そこに立てて本当によかった。

 

続けることは本当に難しいです。

その難しさが人を育てるのでしょう。

 

一投にかける息子の姿を観つつ改めてコイツの有様を見つめました。

あんな思いのなかでご縁に着いていたか・・・

「これが最後ですよ・・・」って言いつつもそこまで深く思ってないコイツがいたのではないか・・・

 

よし、オレも!

そんな思いで今日のご縁をいただきました。

いろんなご縁をいただき御育てをいただきます。

その度に御立ち向かいの阿弥陀さまに向かわせていただきます。

あ~、この一声のお念仏の為にどれほどのご縁がおはたらき下さったことか・・・ 

そう思うと自然と頭が下がるコイツがいたことです。

「あなたのお陰で尊いひと時をいただきました。ありがとうございました!」って。

 

今日の帰り道、明るいお月様が頭の上におってくださいました。

「あ~、明るいな~・・・」

例え家の中で隠れていようとも、家ごとず~っと照らし出していてくださっていたのですね。

 

だから安心して歩むことができます。