月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

ふるさとのはなし

2018年08月09日 23時32分22秒 | ふうわりふわり(坊守日記)


ご両親のご法事で遠方からお帰りになられたMさん姉妹

おつとめの間にも在りし日のご両親のことをいろいろと思い出されるようです

その思い出話を懐かしそうにお二人で話してくださいました

ご法事が済んだ後、お二人で本堂の縁に座られて境内を眺めながら、

〜子どもの頃にはここで盆踊りをしてたわね〜〜

〜鬼ごっこやかくれんぼで縁の下に入ったわね〜〜

〜こっちには銀杏の木もあったわね〜〜

〜そうそう井戸もあってね〜〜

〜おこうさまの時には本堂の中は大人も子どもも入りきらないほどだったわね〜〜


と、50年以上前のことを楽しそうに話してくださいました


ふるさとに、もうご両親はいらっしゃいません

お家も処分されるとか‥

でも、

〜動ける間は、こうやってお寺でご法事をつとめたいと思っています

と力強く仰って下さいました

どうぞ、お寺をふるさとと思ってください

いつでもお帰りをお待ちしています

なんまんだぶつ(^人^)