月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

お香包みのはなし

2013年04月23日 07時00分08秒 | ふうわりふわり(坊守日記)

折り紙にはまっています

きれいな色の和紙で鶴のポチ袋とお花を折ってみました

ポチ袋の中には防虫香を入れました

法衣の畳紙にしのばすと可愛いでしょう

お花の芯にもお香を入れています

ちょっと薫りが欲しい場所に置くのにちょうどいい大きさです

これは、布教使のお友だちへの気持ちばかりのプレゼントに作ったのですが、

我が家ももうすぐ衣替え…

ご院さんの法衣用にいくつか折ってみるつもりです♪

折り紙、楽しいですよ♪


一針一針

2013年04月22日 19時48分41秒 | 仏々相念(住職日記)

優しくて・・・

 

疲れているんでしょうか。

何でもないようなことでウルウルするコイツがいます。

 

この時代にって言われるかもしれませんが日本的な香りがする人が好きです。

すれば日本的な女性ってどんなんよって言われるかもしれません。

最高に美味しい料理ができて、

裁縫ができて、

いつもいつも優しくて・・・

こんなこと書くと叱られそうですが、好きですコイツ。

 

大切な御衣・御袈裟・・・

大事にしているつもりなのですが方々ほつれたり、裂けたり、破けたり。

その都度、坊守にご迷惑を掛けます。

「ゴメン、又ほつれてしもうた・・・」

「今ちょっとできんけど後で縫っとくね。」

「お願いします」

と、棚に置くコイツ。

 

法務を終えひと時休ませていただきます。

ため息交じりにテーブルでコーヒーをいただいていますと何気に視界に入ってきます。

コイツの色衣と坊守の裁縫道具。

なんか温かくてジワ~って・・・

疲れているんでしょうか・・・

 

あ~、縫ってくれたんだ・・・

一針一針丁寧に・・・

 

優しさに包まれているコイツでした。

 


「踏まないように」のはなし

2013年04月22日 15時05分30秒 | ふうわりふわり(坊守日記)

「あっ・・・踏んでしまった」
アスファルトの隙間に咲くちいさなお花を・・・
「ごめんね、せっかく咲いてたのにね」

いつものウォーキングの道のり、ちいさなお花を踏まないように足元にも気をつけて・・・

まあ!こんなところにもお花が・・・踏まないように
あ、ちいさなナメクジ!・・・踏まないように
ややっ!ワンちゃんの落し物!・・・踏まないように
さくらんぼうの実がいっぱい・・・踏まないように
蟻の行列!ご苦労さん!・・・踏まないように

踏まないように、踏まないように

踏まないように、踏まないように

と歩く私は、どれだけの石ころを蹴飛ばしたことでしょう
アスファルトを踏みつけながら・・・


一座全力

2013年04月21日 21時19分32秒 | 仏々相念(住職日記)

この一瞬を・・・

 

息子の総体地区予選も終わったそうです。

県大会出場できるようで安心しました。

 

今日はバタバタしておりコイツも坊守も行くことができませんでした。

なので少々状況を尋ねます、

「今日もあっちこっち走ったん?」

「うん、走ったで・・・」

当然のようなことを聞くもんですから「どうしたんや・・・」って感じの返事でした。

 

結構ハードなスポーツです。

一つのボールを追いかけ、一つのゴールに押し込む・・・

全力で追いかける姿、いいもんです。

 

ポンポンとボールをつきながら目の前のゴールに向かう時、どんななんでしょうね。

こちらは胸が張り裂けそうになりますが・・・

 

この一投のために・・・

このためにひたむきに歩んできたのですね。

そう思いながら観戦させていただいた昨日。

 

いろんなことがありましたが・・・

そこに立てて本当によかった。

 

続けることは本当に難しいです。

その難しさが人を育てるのでしょう。

 

一投にかける息子の姿を観つつ改めてコイツの有様を見つめました。

あんな思いのなかでご縁に着いていたか・・・

「これが最後ですよ・・・」って言いつつもそこまで深く思ってないコイツがいたのではないか・・・

 

よし、オレも!

そんな思いで今日のご縁をいただきました。

いろんなご縁をいただき御育てをいただきます。

その度に御立ち向かいの阿弥陀さまに向かわせていただきます。

あ~、この一声のお念仏の為にどれほどのご縁がおはたらき下さったことか・・・ 

そう思うと自然と頭が下がるコイツがいたことです。

「あなたのお陰で尊いひと時をいただきました。ありがとうございました!」って。

 

今日の帰り道、明るいお月様が頭の上におってくださいました。

「あ~、明るいな~・・・」

例え家の中で隠れていようとも、家ごとず~っと照らし出していてくださっていたのですね。

 

だから安心して歩むことができます。