曇り空の中、10羽ほどの群れ。
らしくない飛び方で、年寄りをいたわってくれたのか。
でも、青空の中を羽音を立てて飛んでほしい。
また小雨がちの日に戻ってしまった。
何気なく見ていた空に12.3羽の鳥がとびだした。
行儀よく3列になって飛ぶ。
こんな編隊で飛ぶなんて偶然なんだろうね。
朝から雨、窓から外を見ていると、ミズキに鳥の羽ばたきが見えた。
雨の当たらぬ軒下での鳥見、いつもの年だとオオルリやキビタキなどの幼鳥が滞在して行くが、今年はちょっと姿を見せただけで後が続かずじまい。
暫くしてエゾビタキがやってきた。
ヒタキ科サメビタキ属の鳥たちは地味な鳥たちだが、いずれも目がクリクリして愛らしい鳥たち。
春は木の枝で虫を待ち、飛びながら捕食するが、捕まえ損ね嘴がパチンとなるのも御愛嬌。
エゾビタキ '15/10/09撮影。
胸に、はっきりした縞模様が見られる。
初列風切の先端は、尾羽の半分くらいまで達する。
コサメビタキ '15/10/10撮影。
下嘴の黄色が目立つ。
目先の白色部が広い。
尾羽が、他の2種より長く見える。
サメビタキ '15/10/11撮影。
胸から腰に掛けては灰褐色、薄い縦斑があるが不鮮明。
目先の白斑部は目立たない。
それぞれ個体差があって、判別が難しい。
なるべく分かりやすい画像を選んでいるつもり。
ヤマガラ・ゴジュウカラは、樹木のくぼみや皮の隙間に、冬の食料を貯蔵する。
他にもカケス・ホシガラスなど。
で彼らのその食料は、共有するものなのか、あるいは個々の私物なのかは、私には分からない。
餌を巡って争っている風景は見たことがない。
体の大きさが似たような鳥なら、一定の食料を貯め込めば、だれが食べても目的を達することになるので、共有物と云うことになるのかもしれない。