9月、まだ夏だと思っているうちに、間もなく10月。
大昔、旅愁という映画があった。
機内で知り合った女性と、途中寄港地でのナポリ見物、飛行機に乗り遅れてしまい、その飛行機が墜落してしまい、命を永らえた二人がそのまま不倫の恋に落ちナポリに住み着いた。
顛末を調べにアメリカから妻子が訪れ、目覚めた二人がそれぞれ古巣へ帰って行くという都合の良い話。
そのテーマ曲がセプテンバーソング。
やがて金木犀の香る10月になるけれど、だけど安曇野では香らない。
数年前の渋谷では嫌になるほど匂ったが、あれは化粧品の匂いだったのか、トイレの匂いだったのか定かではない。
それにしても9月は短い。
話には何の因果もないシュウメイギク。