日本人の性質だろうか、比較的扱い
易い樹種を選んでは何百年も前から仕
立て木を庭に入れて来ました。
植木の生産者さんが、枝を曲げ自然に
は無い形状を作ります。
今や中国や欧州にまで輸出されている
訳ですが、当の日本人は、仕立て木嫌
いで洋風が良いとか何とか言ってます。
なぜ仕立てるかと言いますと、限られ
た範囲の庭で管理しやすくかつ、姿を
楽しむ為です。写真はイヌマキですが、
葉先を刈り込むだけで30年以上ほぼ同
じ立ち姿を維持しています。
立派なものです。
自然風と言いながらケヤキや紅葉、コニ
ファー類を入れたお庭の30年後はどう
なってるか、大きな屋敷以外では強剪定
の繰り返しで無残なものが多いです。
まあ、昨今は仕立て木でも水遣りせずに
枯らせたり強く刈込んで傷める人も多い
ので、結局は心掛け次第なんだけど、
仕立て庭木は見た目が命です。
ではでは。