最福寺の薬医門(園部町埴生)
最福寺(曹洞宗)の山門について新たな発見が…『山門については、天正の昔(1573~1592)、野々口西蔵坊の屋敷跡から移築したものと言われてきたが、平成7年山門改修時に棟札から1701(元禄14年)冬に建てた門であることが判明した(郷土誌 丹波小道、本梅探友会発行より引用)』 ※野々口西蔵坊(左衛門尉親永)
さて、現在の棟札には『維時昭和三十八年十二月改修當山十八世代』、十八世一透良関大和尚の時に改修されたと札に書き残されている。この時、門の補強改修がされ蟇股・垂木等も補強されたとおもわれます…。
門には薬医門、四脚門、棟門、楼門、八脚門、唐門、二重門の種類があります。これらの門を見れば、棟札があるかを探すのも寺巡りの楽しみの一つかも…。尚、この棟札(写真)は五七年の歳月経過の為、文字が消えかけ一部解読不可状態です。
<最福寺の薬医門 元禄14年(1701) 冬に建>
<『維時昭和三十八年十二月改修當山十八世代』幾星霜の月日を感じますね…>