ひと筆めぐり 【新発見・再発見・摩訶不思議・唯一無二】への楽しみ…

地域に息づく歴史のひと幕にふれ、…遥かなる往時に思いを馳せる

園部町 普済寺の歌額【御詠歌】

2019-12-10 | 古文書
園部町若森に大慈山普済寺が佇む。この寺はかっては平安時代、天台宗の寺院として創建されたと伝えられている。足利尊氏の妹千種姫が開基となり、夢窓疎石(むそうそせき)を開山とする。当然、初代寺の住職は千種姫が務めている。後に寺は改宗され今の曹洞宗になっている。
旧・丹波船井郡(南丹市園部町・八木町・日吉町、船井郡京丹波町)に分布する観音霊場。 廃寺になり観音堂だけが残る所もあるが、かろうじて観音霊場としての実態が維持されています。随時、このブログにて紹介していきたい。

普済寺は丹波船井郡三十三ケ所観音霊場の第二十二番の札所です。御詠歌額は仏殿の正面、鰐口の上辺りに掲げられるが幾星霜を感じます。文字の剥離が進み、数か所解読は難しくなっている。何時頃、誰の書かは今のところ不明。額裏に書かれているかも知れませんね。

【22番 大慈山普済寺 大慈山民を あまねく 救ふなる 御寺ふりにし 雨乞が嶽 普済寺】

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