両部鳥居 (園部町口入春日神社)
鳥居は「神域と人が住む俗界を分ける結界」で、神域への入口となります。園部町口入(くちうど)に春日神社があり、朱の鳥居に足が止まる。朱の赤は穢れや邪気を払うとも言われている。以前、当神社の湯釜、石灯籠のブログを書いた。今回は鳥居です。
この鳥居は『両部鳥居』と呼びます。鳥居の形式の一つで二本の本柱の前後にそれぞれ低い控え柱(4本)を設けています。この形式は神仏習合の神社に多いようです。厳島神社(広島)の大鳥居が両部鳥居で有名です。他の呼び名は「権現鳥居」「四脚鳥居」「稚児柱鳥居」等とも呼ばれる。上部の笠木の上に屋根が付くのが特徴です。両部とは密教の金胎両部(金剛・胎蔵)をいい、神仏習合を示すものです。園部町では…只今一基のみ確認…?!