ひと筆めぐり 【新発見・再発見・摩訶不思議・唯一無二】への楽しみ…

地域に息づく歴史のひと幕にふれ、…遥かなる往時に思いを馳せる

大塚春嶺 龍の天井絵

2020-08-23 | 神社仏閣
龍が棲む南陽寺

南陽寺の広い本堂には方丈様に案内戴く。本尊の釈迦牟尼仏にまずは…合唱。
本尊前の鏡天井には圧巻の「龍の天井絵」が描かれている。右下に落款が押され大塚春嶺が明治43年(1910) 庚戌の歳八月中旬の作品であることがわかる。春嶺は幕末・明治期に活動した日本画家です。
龍は仏法を守る象徴である。しばし不謹慎ではあるが、寝ころがってにらめっこを…。龍の目は鋭く八方睨み、見る位置や角度によって龍の動きや表情が変化するように見えるから摩訶不思議。龍が法の雨(仏法の教え)を降らすと云われている、また龍神は水を司ることから「火災から守る」という意味も込められています。各寺院の破風などにも龍の字を書くことも多い。

春嶺は京都府船井郡園部村(現・園部町美園町)に生まれています。晩年は園部小麦山の麓に居住しています。
…新型コロナウイルスの収束を願う…経済が社会が…右肩上りの上り龍になりますように!

寺の紋、五七桐と竜胆紋


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