【皇典研究会・皇居勤労奉仕団参加感想文】
感想文の提出期限が昨日でした。
メールで感想文提出の催促が入りました。
お世話になった会長さんからです。
無視する事が出来ません。
急いで、書きかけの感想文を書き終えました。
まだ、提出のための家内の推敲が済んでおりません。
取り合えず、ブログに投稿することにしました。
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私達夫婦は、昨年に引き続き3回目の皇居勤労奉仕への参加です。
勤労奉仕団の参加者の中に、多くの見知り合いがおります。
一年ぶりの再会に親しみが沸いてきます。
今回の勤労奉仕、毎日雨の心配が伴いました。持参した雨具が役立ちました。
幸運にも皇居勤労奉仕団の記念写真撮影が雨の被害を受けなかったことが印象的です。
本格的な奉仕活動は赤坂御用地内の雑草取りです。
午後は、雨で中断して仕舞った奉仕活動ですが、喜んで良いのか、残念がるべきか、
戸惑いを感じる心境です。
それでも、赤坂御用地の草取り作業は夫婦力を合わせての取り組みでした。
クローバが密集して生えております。除去せずに観賞した方が良いような気がしますが、
これも雑草との事。奉仕活動の対象です。
大地にしっかりと根を張り付けたクローバの撤去は力仕事です。
それは私の仕事で、家内が後片付けです。珍しく、息の合った仕事ぶりです。
勤労奉仕ならではの出来栄えです。
群馬・高崎の遠隔地農場での趣味の野良仕事が役立ってます。
皇居内の雑草も遠隔地農場の畑の雑草も皆同じです。
ただ違うのは、家内が畑仕事を手伝わない事です。
今年の皇居勤労奉仕には、地域で活動するグループの知人・友人を誘って
総勢12名で「皇典研究会」の団旗の下に合流しました。
初参加の仲間たちが、「皇典研究会」のメンバーと共に4日間の皆勤。
そして随所で目立たぬ活動がありました。御会釈式の団旗の旗手。
昼食時、各テーブルを回り親睦懇親会への参加勧誘。
予想以上の参加者で会長が会場手配に困惑してしまう有様。
さり気無く会場候補のお店への問い合わせ、広い東京駅地下街でのお店の探索等々。
いろいろなお陰様で、今思うと有意義な楽しい日々でした。
天皇皇后両陛下の「御会釈」を賜る機会は毎回感動が尽きません。
天皇皇后両陛下がお出ましになるまで、蓮池参集所で待機している時のことです。
隣の控えている奉仕団、シニア世代に孫の世代の学生がいる異色の組み合わせです。
宮内庁の公園管理の職員が、若い人たちに戦後間際の「皇居勤労奉仕の始まり」について
説明をしております。
その説明に真剣に耳を傾けている若い学生たちの姿勢に感動しました。
私達夫婦も側で、その解説を傍聴しておりました。
宮城県栗原郡の村々の青年団による皇居勤労奉仕の始まりのお話です。
栗原郡は宮城県で最も大きい郡です。
私の郷里、秋田の田舎と県境を接しております。
車で帰郷する際、何時も通る国道沿いです。
その話を聞きながら、70年前の青年団の若者たちと一緒になった気持ちになりました。
そして、天皇皇后両陛下の御会釈を賜ります。
異色の組み合わせの奉仕団の若者たちに、天皇皇后両陛下が立ち止まって暫しのご歓談をされま
す。予想外の展開です。天皇皇后両陛下のご質問に、若い学生たちの真面目なユニークな回答に
参列者の会場内は微笑みが渦巻いております。
ことしもまた、天皇皇后両陛下の暖かい愛情深い御心そのものに、触れ合うことが出来ました。
勤労奉仕が取り持つご縁に、ただただ感謝あるのみです。
最後に、皇典研究会の先輩から教えて戴いた昭和天皇陛下の勤労奉仕団に纏わる御製歌を記載して
結びとします。
― 戦いに敗れし後の今もなほ 民の寄り来てここに草とる -