日々是好日

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骨太の方針

2018-06-16 08:09:59 | 野良仕事

「骨太の方針」は政府の経済財政運営の指針となるものです。

次年度の予算編成の基本方針です。

経済財政諮問会議で初めて「骨太」の言葉が使われたのは30年前。

2001年1月の会議だそうです。

当時の首相の発言です。

「国民が将来に安心できる社会を形成するための処方箋、骨太の政策を明確にする」

それを引き継いだ歴代の首相の中で

「痛みを伴う構造改革なくして持続的成長はない」

と強調し、公共事業費を抑制し、新規国債の発行額を抑えた方もおります。

一方、対照的に諮問会議で金融緩和や財政支出の拡大などを打ち出し

高い経済成長を追求し続けいる首相もいます。

何時の間にか、抑制を趣旨とする「骨太の方針」が拡大路線に変質してます。

国債依存の日本の財政。

新しい国債を毎年54兆円発行し、更に以前の国際の借り換え分などを加えると

総額で180兆円になるそうです。

膨大な借金です。

どうやって、返済するのだろう?

来年度の政府予算編成のための「骨太の方針」が決定されました。

消費税を10%に引き上げる方針が明記されてます。

増税に伴う消費の落ち込みを防ぐ対策の必要性が強調されてます。

一方、借金に頼らず政策のの費用を賄えるか示す財政再建目標の

達成時期につては、5年先延ばしになっております。

5年たったらその目標は、本当に達成されているのだろうか?

確たるものが見当たりません。

日本の財政が完全に破城してしまうのではないかと心配です。

財政健全化の目標を先送りしただけでなく、一段と甘い指数を取り入れた

政府の「骨太の方針」は無責任な中身だと思えて仕方ありません。

今が良ければ、後はどうでもいいといった感じがしてなりません。