ya昨日の節分の事です。
近所の馬絹神社の豆撒きに家内と一緒に、初参加しました。
地域では恒例行事で、賑わっております。
「節分の豆撒き」、炒り豆を撒かれるものと思ってました。
ところが、紅白のお餅が沢山撒かれたのです。
これには、びっくり!嬉しさも倍増です。
無我夢中で、福拾いをしました。
その成果品です。
これ、殆ど私の福拾いです。家内は、炒り豆3袋。でも貴重なご縁玉は家内の福拾いです。
紅白の福拾いのお餅、ちょうど末広がりの数です。
懐かしい、餅まきが蘇ります。
郷里での新築棟上げ式には、必ず餅まきが伴います。
村中の子供も大人も、皆楽しみにしている事の一つでした。
懐かしい思い出があります。
村の分校場が独立して、新校舎が建てられました。
その棟上げ式の餅まきの時のことです。
その頃、ガキ大将です。遊びと言ったら野山を駆け巡ること以外ない時代です。
山猿の子猿と変わりありません。
餅まき広場に、グランドで使用する石灰で、白い円を作り
幼い仲間の一人ひとりの陣地を作りました。
決して、他人の陣地には入らない事が鉄則です。
自分たち、高学年は大人と一緒に餅拾いです。
ガキ大将として、その陣地内に餅が撒かれるかどうか、不安があります。
餅まきの際の餅拾いには、決して上を見ない事、しゃがんで自分の陣地の地面を見つめている事。
そうしていると、その陣地内に福が舞い込んできます。
そんな事を、幼い仲間に説いて聞かせたことが、あったような記憶があります。
棟上げ式の高台から、先生や大工の棟梁の叔父さんが
思いっきり掴んお餅をそれらの陣地に投げ込んでくれました。
幼い子分たちには、一生の思い出になっているようです。
あの時の感動が忘れられずに、都会の同村会に参集した折、話題になります。
それは、60年前の出来事です。
馬絹神社の節分豆撒き会場に参集した人たち、皆総立ち。視線は遥か舞台上。
近くの子供たちに福拾いのコツを伝授。
60年前のガキ大将に立ち返った気持ちです。
半信半疑の顔がそこにあります。
でも素直に聞き入れた子ども達、沢山の福拾いが出来ました。
一つだけ、心残りがあります。
一緒に行った家内に、その秘伝を伝授しなかった事です。
紅白の福拾いのお餅、家内と一緒にじっくりと味わいたいと思います。
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