ウレタンクリアーがぶよぶよの512BBはワシの中で個性として受け入れられるようになりました。もともと特別なオンリーワン。ぎゅっと持つと指紋が付くので持ち方に気を遣いますがどーせコーティングポリマーぬったらそこは触らん様になるわけで、いっしょやいっしょやと往年のいとしこいし師匠のネタの真似をしながら仮組みしました。あ途中で落としてルーフのクリアーが割れた様子。そんなとこだけイッチョマエにウレタンクリアーぶらなくて良い!父さん不愉快だもう知らん!
ドア下部のセミグロス黒は結局サフからやり直しました。キットのままだと曲面ですが実車は実は単調な平面というのは有名な話、ピニンファリーナ訳解らんのーとガシガシ形成したのはもう去年の冬の話、これが曲面のまんまだったらサフ研ぎが大変だったでしょうが平面なお陰でボケーとしながらタイラーで研げました。白いとこの角も出ませんでした。
が。たまにこういう深イイ話もありますがほとんどの工作はさっぱり目立たず結局一番目立つのはルーフのクラックとガビガビのモールっちゅーのはどいことなんでしょう。フロントフェンダー周りのライン改修なんて白い車だとハイライト飛んでもーて全く効果無し。センターコンソールのボタンやらはスタジオの1/700万国旗みたいなエッチングを神経質な時計職人的に埋め込み、メーターにはお約束エポキシ充填(これまたお約束エポキシはみ出しがびがび)、シフト、ウインカーレバー類は金属置換までやってるのに目立つのはAピラー裏クリアーパーツのなんかようわからんつや消し調モールド。せっかくのインテリアがまったく見えないので窓開け状態にしようかとも思いましたが、実はそんなに言うほど工作精度が高くない(はいちょっと言ってみたかったんですすません)のとクリアーパーツの加工は医者から止められているのでやめました。ボンネットのエアアウトレットのルーバーはエッチング置換しましたが中身がすかすかなので何かしら詰めないとはあ。あと正面ルーバーのキャバリーノがでかすぎる・・・えーともういいや←ハイメンドクサクナリマシタ
つや消し黒フィニッシュを使ってみましたが、いいですね。メタルックよりやや厚めな印象ですがコレくらいの方が取り回しやすく皺にもならず良いです。黒なので重ねても目立ちません。あとなにがいいってコレ完全なつや消しじゃなくで3/4つや消しかつ光の加減でわずかにグレー、まさにモールのゴムまんま。いやーコレがなかったら馬鹿正直にマスキングしてまたぶよぶよウレタンががびがびになるところだった。ぶよぶよウレタンユーザー必携です。あワシだけねそうね。
フロント前端の補助灯は、最初クリアオレンジ瓶のまま塗ってたのですがあまりにちゃちいマテルっぽい、あーでもなーとめんどくさい音頭をひとしきり踊ったあとクリアイエローベースで調色したものにフラットクリアを混ぜて塗りました。かっきー。ここ数日の作業で一番効果的だった気がする。大事なのは中身じゃなくて外見です。完成度を高めるには繊細な工作より色塗りの方が大事か?ちょっと模型観が変わりつつある今日この頃。たといカーモデルでもやはり模型は立体塗り絵。