フジミがBT46ファンカーを出すそうで。平面がビシッと出て合いが良ければあっちゅー間に色塗りまで突入できそうですな。極論ファン以外に精密細工の必要は無さそうで、なぜかタミヤのBT46クリアを買って宙ぶらりんにしている身としては二個イチいいとこ取りでサクッとつくっても良いような気もしますが、一個でも普通に完成させられない人間がそんな偉そうなこと言うたらあきませんな。カルトでもないようですし、様子見(ワシのタミヤのはデカールはもうだめそうなのね)。但しファンカーって走行時埃やら小石やらが舞い散りまくっていたようで、アルコール落としのネタには良いような気はします。つかやるなら後続車か。
最近ミリタリーづいているワタシ、尊敬する人はボシカより吉岡和哉さんですが(ホントは一家に一台高城れに)、ドラゴンのナスホルンを組んでてちょんちょんのうすうす装甲版が縦横ナナメびったり合うのにビビリまくっています。もはやなんで合うのか解らない。BSで録画したももクリ2012をながし見しながら空のカーテンを聞き鼻水すすりにじむ目をしぱしぱさせながらちょいちょいとゲート処理しているだけで特に気合いは入っていないのに知らん間に合わせ目無しの最強自走砲出現、プレハブ住宅のようにあっという間にできあがります。箱と3D曲面を同列にしてはいかんのでしょうが、ゲートの切り方、ギャップの作り方とか強度の出し方、平面の規定の仕方に「付いてこいランナーの向こう側、みせてやる」というドラゴン先生の熱さを感じます。
ただしですよ。それが所謂「模型の最終目的地」かどうかは何とも言えません。もはやガンプラなどの立体パズル領域に差し掛かってきているのは事実、作っているのかただ組んでいるのか作らされているのかなんなのか、さらに過剰なディテール崇拝、考証崇拝主義はぼっちが六角だろうが○だろうが何でも良いようなロハスな人間は全否定(使用しないパーツと使用する方の改訂版パーツが全く同じにしかみえない)、学問か!設計者は強迫神経症か!とちゃぶ台をひっくり返したい気分になるのは事実です。逆の言い方をすればワタシのような門外漢でも考証ぎっちぎちの立体が手にはいると。うーむ、文章にすると理想的に聞こえるなあ。
フジミは、組んだことのあるF2007、F10を例にとると、考証はぐしゃぐしゃ、気を抜くと大事なところが分厚く、油断すると3D処理は端折られ、ゲート処理案配でパネルラインが変わり、大事なところで合いはえげつないほど悪く、サスアームなどの細い部品の断面形状がテキトー(四角だったりね)なので形成していたらこれまたかんたんにぽきりと折れ、決定的にはタイヤがヒケていて(!)、あふーんワシもうこれようつくらんとダウン。なんでこれが普通に市場に出回っているの?と考えてみますが、クルマのミニチュアといえば巷はトミカやらチョロQ、ミニ四駆などの所謂オモチャで満ちあふれており、よりはマシ的に商品クオリティ訴求へのハードルは下げられてしまうのかもしれません(少なくとも生産者側は)。顧客もライト層がミリタリーより多いのでしょう。要は「これくらいやっときゃ売れんじゃね?」というやっつけ感、お客さんなめまくり感が非常に頭に来ます。
個人的には中間でお願いしたい。もう少し根性がない人々でもさっくりと完成させることの出来るようなクルマ模型を提供していただきたいです。それは色プラとか塗装済みとかソウイウコトじゃなくて、突き出しピンとヒケとソリに気を使った精度の高いパーツ、なだけで良いんですが・・・(きっと金がかかる割に見映えしないからイヤなんだろうなあ)。タミヤのRB6は期待してます。タメオは考証が無茶苦茶で、しかも修正するのがキチガイじみてしんどいのでツライです。
ようやく本題に入りますが、キチガイじみて辛かったBGP001リア周り修正、ようやく、ようやく終わりになりましたというか終わりにします。まだサフのうねりが残っているので再サフが必要ですが、ミリタリーいじりだしてからこっちいつもの投球フォームが戻ってきた様子、どうも腕の振りが縮こまってたみたいだったのがのびのびと振りかぶれるようになり、面出しも良い塩梅で下地も出ず、及第点のラインが出せました。随分前に新調してほかしてあった0.2ブラシの特性もドイツ大戦後期三色迷彩でぼんやり把握できましたし、これでデカール足りない部分(リア周り全然違うからね)の蛍光イエローも塗装でやっつけられそうです。
とかなんとかやってますが、本当は最近のマイブームはチッピングだったりして。結構慣れるとオモシロイです。つかなんかわがティーガーI、意に反してぼろっぼろになってきました。