私は密かに、イヌワシこそ(日本の)猛禽の王者であろうと考えています。これより大きなオオワシやオジロワシでも、多くの場合、楽をして(水面近くに浮いた)魚を常食しているようです。それに比べイヌワシは、生きた四足や鳥類を捕食するという点がカッコいいではありませんか!
妻の故郷が山形県ですから、鳥海山が恰好の狙い目です。3年前に、義兄の葬儀の後、脚を延ばしたのですが、その時は機材が4・56+7Dで、数百mから1~2km離れた撮影では、証拠写真にもなりませんでした。今年9月、思い立って、6・4x1.4+7Dの装備で一週間の撮影旅行に出かけました。妻には、山腹の温泉宿で湯治をさせるということで…。できるだけ近づいて撮影したい願望から、必要なら多少の登山も…と、鈴・ラジオからスプレーまで準備して熊対策しました。
結果的には、親切な現地のメル友の案内も有り、五合目の駐車場やその下の沼を望む駐車場が主戦場となりましたが、天候が悪い上、今年はヒナが生まれなかったということで、イヌワシの出が悪いのです。一度目は呼ばれても運悪く移動中、二度目はどうしてもファインダーに入れられず、三度目のチャンスに漸く遠望できました。図は、1km程度の稜線を飛ぶ姿と、来季に備えてモビングしている様子です。
次は、ヒナの誕生を確認してから出かけましょう。
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