このカメラは、重さ約1㎏で、昨年一カ月ほどレンタル試用したN社の2000㎜ズームと同じくらいです。持ってる時はズッシリと感じますが、撮影中は全く気になりません。平地なら、C社の一眼+456のシステム(約3㎏)までは歩行使用できますから…。
歩行カメラとしては、急傾斜地に上るには、私の体力比で限界に近いのですが、その使用例です。
昨年、93歳の高齢者が、自分で田植え機を運転して、何面かの田に見事田植えを完了した場所です。10人近い親類縁者が参加していたのですが、皆を苗運びの手伝いや見守りの座に置き去りにしていました。同年近い家族の面倒を見ていた私は、そのあまりの元気さに感動し、参加者全員を背景にした組み写真をつくり、人数分だけ進呈したものでした。前から、順光の展望台を期待した私に、草刈りしたばかりの坂道を登っていいよ、と許可していてくれた人です。
その脇は小高い山になっていて、急峻な道を上ると、見下ろす感じで彼の田が有ります。今年もすでに田植えは済んでいましたが、彼が植えたのかどうか案じていたのですが、私の撮影中に、外出から帰って来た彼は、自慢の愛車を近くの車庫に収めると、自宅に通じる坂道を矍鑠(かくしゃく)とした足取りで帰ってゆくのでした。尤も、私の呼びかけに反応が無かったのは、彼は耳が遠いのかもしれません。
さて、高さ10mほどの斜面から下の田を見下ろすと、40~50先の畔にカルガモがいます。よく見ると、水の中に7~8羽の雛が従っています。
どうやら、手前の水田から向こう、北側の藪への引っ越しか、日常的な移動の途中のようでした。
水の中で苗に隠れるように、それでも健気に順番待ちする余りの可愛さに、つい丁寧にフォローしてしまいました。
SS=1”/500、f=216.73㎜、F=4,ISO=100、記録5Mpix.、 手持ち撮影(記録サイズを指定して、オート)。
コンデジの軽さの本領が発揮された感じです。心成しか、親鳥の目玉に光の反射が見て取れそうなくらい、には解像しているようです。
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