uparupapapa 日記

今の日本の政治が嫌いです。
だからblogで訴えます。


安倍政権批判の文言入り文具、有無を調査 北海道の学校

2015-10-17 09:18:24 | 日記
テレビ朝日の番組『朝だ!生です旅サラダ』を観ていたら

瀬戸内しまなみ海道の旅紀行をやっていた。


今治から生口島までの内容だったが、

行ってみたいと改めて思った。


『改めて?』

そう、私は一度も行った事がないが、

かねてから行ってみたいと思っていた。


そのきっかけは小説。


『アトミック ボックス』




物語の内容は、瀬戸内出身の若い女性が、

漁師をしていた父が死んだ事がきっかけで

逃亡生活を余儀なくされる。

某調査機関と国家権力に追い詰められながらも

身近な人々や新聞記者などの協力で目的達成まで逃げおおせる話しである。


瀬戸内しまなみ海道に出てくる大三島などの島の風景。

日本国中に張り巡らされる防犯カメラから逃れて、

東京の陰の権力者の元にたどり着く。

その緊迫した逃亡の様子は、読む者をどんどん引き込んでゆく。



その小説を読んで私は思った。

知らないうちに防犯カメラがそんなに普及していたなんて、

なんて恐ろしいんだ。

自分ひとりでは防犯カメラの包囲網を逃れて

逃亡するなんて不可能な実態。

なにも逃亡なんかしなくてもと、

危険とは無縁で普通の緩い生活をしている私。

そんな自分でも知らない間に、いつも行動を把握され

場合によっては管理される。

そういう状況にどんどん進みつつある実感が

恐ろしいと思う原因かもしれない。


小説の中の事でありながらも、

防犯カメラの配備状況は現実。

生身に起こりうる危険な可能性の匂いが

空恐ろしい感覚を生んでいるのだ。




その危機感をさらに助長しているのが今の政治状況。



『安倍政権批判の文言入り文具、有無を調査 北海道の学校』



北海道教育委員会が、

安倍政権を批判する文言を記した文房具が学校内にあるかどうかについて、

道内の公立学校を対象に調査を始めたことが分かった。

一部の高校にあったことから、「教育の政治的中立性」を保つためとしている。

文房具を配った教職員組合側は「学校現場を萎縮させる」などとして反発している。

自民党道議が9月、一部の学校で「アベ政治を許さない」

との文言が印刷されたクリアファイルが教師の机の上に置かれていると指摘し、

調査を要求。道教委は今月14日付で、

政令指定市の札幌市立以外の小中高校など1681校に調査票を配った。



-朝日新聞デジタル 10月17日(土)5時32分配信-


調査と称し、圧力をかけるやり方は

権力者が批判する者に対する弾圧につながる危険な行為だ。

確かに教育の現場に「アベ政治を許さない」

と書かれたクリアファイルが存在する事自体違和感があり、馴染まないとは思うが。

でもそれはただのクリアファイルに過ぎない。

何も政治的なチラシなどの印刷物を生徒たちに配り

オルグなどの行為をした訳ではないだろう。

教師が一方的に自己の政治信条を押し付けるのは問題だが、

クリアファイルの存在を問題視するのは過剰反応過ぎる。



それに生徒たちもやがて政治に参加する準備が必要な時期。

安保法制や政治全般に興味をもち、責任ある自分の考えを持つべき歳でもある。

学校内で政治に蓋をし、その話題をタブー化するのは間違っている。

むしろ積極的に、大いに討論させ、

自己形成を助けるような教育をすべきではないですか?


そうした意味で今回の道議のこの動きと価値観は、

無能な政治屋さん特有の責任感に基づく行為であると断じる。





江戸時代「妖怪鳥居」と陰で呼ばれ恐れられていた

町奉行鳥居耀蔵という人物がいた。

幕府批判をする人間をあらゆる手立てを使い、片っぱしから捕まえる。


戦前、戦中にもそのような人物はたくさんいた。


戦争に反対する人間を次々に逮捕し、終戦まで弾圧をし続けた。

それを信条にしていたのは解るが、

戦前とは云え、人権侵害は許せない。


国力不足、準備不足からくる無謀な戦争を強行しておいて、

反対者を力で弾圧し、その結果招いた多大な被害・犠牲者に対し、

何の反省も無く、責任も取っていない。




戦前に於いての戦争の準備・実行とはそういう事であった。






安倍政権の支持率が上昇していると云う。

安全保障関連法をめぐって反対運動が盛り上がったにもかかわらず、

一旦法案が通ってしまうと、支持率が上昇に転じるなんて、

歴史の教訓を忘れた今の世相を如実に表していると思う。


でもその原因が中国・韓国の仕掛けてくる兵器無き戦争行為にあるのは明確だ。



あいつらのせいで、

日本が兵器を伴う現実の戦争の危機に追いやられている事に深い憤りを覚える。


これらの危機的状況に対し、日本は直ちに対抗措置をとらねければならない。




でもそのためには国論をまとめ、

国がひとつになって事に当らねばならないのである。



だからある程度の国民の固有の権利と自由が制限されるのも避けられないかも。



それほど切迫した現状にある事を理解した上であえて云いたい。



戦前の右翼勢力の盲目的な反対者への弾圧は、

刑事罰にあたいする程の悪辣な犯罪だ。


戦後すぐ厳罰に処すべきだったと考える。

確かに東京裁判はあったが、

あれは戦勝国の裁判の名を借りた復讐行為に過ぎない。


日本人の日本人による責任追及は皆無だった。


そういった意味でも本当に罪があったのは、

連合国に裁かれた戦犯達だけではないと考える。

国民を盲目的に、理不尽に弾圧をし続けた組織と個人にあると

強く弾劾したい。



それらの過去の史実を反省し、踏まえて未来に向き合わなければならない。


戦争行為の是は是、非は非として

厳しい国際情勢に立ち向かう必要がある。



そのためも地方行政組織といえども、

理不尽な弾圧行為の芽は摘むべきだ。

ろくな政策も実行出来ないくせに

弾圧だけ一人前の政治屋さんなどは必要ないのだ。


こんな云われ方、承服できませんか?

でもね、あなたたちのやってきた事、

やらなかった事をもう一度見つめ直してみて。





TPPでの一次産業保護が極めて厳しく、

守れないような妥結しかできなかった結果を許した問題、

膨大な財政破綻寸前の解決の糸口も見出せずにいる現状、

中央からの開発予算や組織の縮小、その結果衰退する地方力と過疎。


それらを総て無策のまま見過ごしてきましたね。




そんな状況の中、あなたたちが議論し、運営してきた議会で

少しでも誇れるような結果を出しましたか?

有効な案も出せず、まったく無力だったとは思いませんか?



その責任は極めて重い事を自覚してください。


反対勢力の取るに足らないほんの些細な事に

いちいち目くじら立てている場合ではないのですよ。

自分の尻に火がついていると云うのに・・・。



民主主義の圧殺ばかり考えているのではなく、

国民全体が納得できる国論形成を実現させ、中国・韓国問題にあたるべきだと

反省し、有効な政策を実行して欲しい。



戦争と民主主義は両立出来ない?

確かに国民にも相当の覚悟をもって未来を見据える姿勢と

後に続く子孫たちへの責任感を持つ事が求められる。


選挙権の年齢引き下げも良いけど、

今の18歳に政治を見据える力量があるだろうか?


だいの大人でさえ、この程度だと云うのに。




これからの若い世代に残すべき未来を憂うオヤジが一句。



教育の 場での政治は なじまない?

人生の 先輩だけど この程度






お粗末。