はじめに
Cクイックを使うとなった場合、他のスパイクと組み合わせて使うことがチーム戦術として有効になってきます。
Cクイックを単発で使っても、リスクが高いだけで、効率が良くないのですね。
Cクイックを使うのであれば、そのCクイックを攻撃の起点にして、時間差のセミや平行等を使いたいところです。
また、Cクイックをしっかり決めるために、AクイックやBクイック等とも組み合わせて使えるようにしたいものです。
で、今日は、そういう観点から、ネットから離れた返球(Bカットくらい)からAクイックを使うというお話をしたいと思います。
Cクイックの場合
ネットから離れたパスであってもCクイックのトスを上げるために、後方から走り込んでくるアタッカーともコンタクトを取りつつトスアップする方法は下図のとおりであることを昨日の記事でご説明いたしました。
この場合、黒シャツ状態でトスアップしますが、セッターは右足(オレンジで表示)を前に左足を後方にしてやや折る感じで左肩越しにアタッカーを確認しつつ、トスアップします。
で、これとできるだけ同じ姿勢からAクイックも上げてしまおうということを考えます。
Aクイックもバックトスで上げる
下図を見て下さい。
で、上のCクイックを上げる場合の図と見比べて下さい。
セッターは、緑シャツの位置に斜め45度に構え、そこから、ピンクシャツまで走ります。で、その位置でCクイックのトスアップと同じように右足を一歩踏み出します。
今度は右肩越しに●→●のとおりトスアップします。
Cクイックのトスアップと違うのは、セッターがトスアップする際に、ボールを体の右側に置くのか、それとも左肩側に置くのか・・・というところの違いだけになります。
以上です。ネットから離れた返球であっても、この方法でクイックは十分使えます。
頑張って練習していただきたいと考えます。
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これくらいのAクイックは、自然と使うことも多かったんですが・・・同じ姿勢でライトの選手を確認しながらCをあげるというのは、とても面白いです。
ぜひ、ものにしたいです!!
今年のチームは、レフトオープン、レフト平行、A,B、セミとレフト側だけで、5種類のトスを練習中です。特にレフトの速い平行トスは、とても決まるので、その他のクイックを見せながら使って行きたいと思ってます。
ライト側にも、このCクイックが加われば、かなり強いですが、公式試合が近づいてきたので、やってみて加えるかどうか考えたいです。
バック側のアタッカーがタイミングよく声を出してくれると、感覚でも合うんですけど、入るのが見えると心強いですね。
頑張りますo(^-^)o
詳細に書いていただけると
自分の動きとセッターの動きとを
無理なくお互い話合えるので
すごく勉強になります。
そして、そんな心理を想像しながら
他のチームの試合を観ると
また楽しみ方が増えますよね。
コメントありがとうございます。
そうですか・・・使えそうですか。そう言っていただくととても嬉しいです。
セッターはセッター用の練習もさせてもらって、そうやって育てていけば必ずものにできると思います。
頑張ってください。
いのっちんさんへ
そうですか。ありがとうございます。やはり、チームを強くするには、選手同士がいかに互いを理解して動くかということですものね、相手に分からないよう、自分たちはコンタクトを取って動くってのがバレーボールのせんじゅですもんね。
頑張ってください。いのっちんさんが言われてることはとても大事なことですよ。
私は、アタッカーが呼ぶ声でどことどこが準備できてるとかの判断をするのですが・・・
特に、ライト側のアタッカーが呼ばないと、不安になります。もちろん呼んだところばかりにあげるわけではないのですが・・・
声もおとりになりますし。
サインについてはチームにより様々だと思いますが、私のチームの場合はB、Aセミ、レフト平行の3つだけをサインプレーで行います。じゃあ、A、Cは?というと、Aカット、Bカットは両センター常にA、Cで入らせています。両センターとも基本はクイックなんですよ。サインが多いとママさんの場合逆に混乱することがありますからね。
サインを出すタイミングとしては
①相手側で2本目が乱れた時
②サーブカット(2本目)
に出します。
①
2本目が乱れた時のサインに関してはどの程度のボールが乱れたと判断するかは人によって違うと思います。ですので、サインを出すセッターに判断させます。セッターの判断で乱れたと思ったら、「チャンス」と大きな声を出させ、同時に指でサインを出します。当然体は自チームのコート内を向いています。首をひねって顔だけ相手コートのボールを見ている状態ですね。その時、両足太ももの前で両方の指で(人差し指から薬指を使い)同じ数字を出します。1-3まで。
人差し指の場合(1)=レフト平行
人差し指+中指(2)=B
人差し指+中指+薬指(3)=Aセミ
何で両方の指かと言うと、単純にアタッカー陣に見やすいからです。それと、相手コートの人は殆どがボールを見ているので、両方の手を使ってもサインを出していることには気づきません。(あくまでもママさんの場合ですけどね)
②
サーブカットの時もサインの出し方は同じです。ただセッターの立ち位置をネットから少し離します。何故かというと相手前衛人がネット際に並んでいるので、これはバレる可能性があるからです。なんせ単純なサインですから(笑)それと2本目だけに限定させている理由はサーブカット返球率が高いからです。1本目はどうしても強いサーブがくるので、返球率が悪くサイン通りにいかない事が多いので、1本目はサーブカットに集中させています。
ここまで読んで疑問を抱く方もいると思います。サインを出す位置です。(両足太もも前)普通、バレーのサインって片手を使って腰のあたりを想像しますよね。そうすれば相手にも見えないし様になっているし。でもこれじゃ皆見慣れている光景なので、サインプレーしていますってのが凄く分かりやすいと思うのです。であれば、見慣れないサインの出し方で自然体に近い状態且つ見やすさで何か出来ないかな~と思ったらこんな形になっていました。
ただですね、サインプレーも良悪で結局のところ、見忘れたらお終いなんです。その為にはまずサインを見る習慣をつけさせないといけません。これが結構大変なんですよ。ある選手にはサイン見ている余裕が無いって言われたこともありましたしね。(笑)まぁこれは習慣付ければ解決されますけど。だったらサインプレーは使わずに、ゆんゆんのように声で判断するとか、あるいはアイコンタクトするとか、耳打ちするってのも全然ありだと思います。
ちょっとデリケートな質問だったかなと、思ってたんですが、こんなに詳しく解説してくださって・・・
なるほど、すごく考えられてますね。確かにBや平行は、サインで決めておくほうがアタッカーが悩まなくていいですね。
ちょっと使ってみたいです。
サインを見る余裕がないってのも、すごくわかるので、声で伝えるとかになりそうですが・・・
試合の流れで焦ってしまうときに使うと、かえって冷静になれそうな気がします。
いろいろと課題が増えて、身に付けるのが大変なんですが、それを順番にこなしていこうと考えるのが、すごく楽しい!!
最近やっと、ゲーム中にネットプレーが出来まるようになりました。一つずつ、出来ることが増えて嬉しいです~
本日、東京から戻りました。
また、改めてコメントさせていただきます。
ポンさんせれママさん、いつものことながら、的確なコメントへの御返事ありがとうございました。
感謝いたします。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
ゆんゆんさん
ゆんゆんさんの言うように、試合の流れの中でサインプレーを使い、冷静にさせるってのはいいと思いますよ。いつもやっていると慣れてしまいますから、たまにのサインプレーで落ち着かせるってのもナイスな作戦ですね。
ゲーム中にネットプレーが出来るようになったんですね。素晴らしいですね。セッターが落ち着いてネットプレーできると、周りは助かりますからね。楽しくバレーが出来る!!何よりです。