ウラ技・バレーボール技術・戦術研究会

実際に使って来た9人制バレーボールの技術・戦術のウラ技。ママさんバレー、一般のクラブチームではかなり通用しますよ。

自信のない選手に、プレーを止めさせないためのアドバイス

2012年03月13日 07時50分03秒 | メンタル面

はじめに
自信のない選手にも訓練を積んで、ミスした直後は「ごめん・・・」ではなく「カバー!」とか「フォロー!」とか叫ばせ他の選手へのプレーを促すと同時に、失敗したその選手自身も途中でプレーを止めないように、最後まであきらめずにプレーするように持って行かないといけないわけですが、その時のアドバイスもミスを厳しく指摘するだけでなく、一工夫すると、その選手が積極的にプレーするようになります。

アドバイス
簡単に修正できるプレーについては、すぐに指摘して修正させますが、相手のサーブがよく、レシーブを崩される可能性が高い場合や、元々、難しいスパイクレシーブ等は、プレーそのものを否定せず、自信をなくして消極的なプレーに走っている思考経路について先にアドバイスしてやるのです。
と言いますのも、例えば難しい変化球サーブや強烈なジャンピングサーブ等をレシーブするには、そのためのプレーの技術的なものはある程度練習を積んで、無意識のうちにそのプレーができるように、自然にそのプレーができるように持って行く必要があり、指摘してすぐに修正できない場合があるからなのです。
で、完璧にプレーができるように持って行くのが最終目標ですが、そこに辿りつくまでは、完璧なプレーができない状況下でどのようにプレーさせていくかを考えてやる必要があると思うのです。

例えば
「ほら、ほら、サーブカット。しっかりして!。それができないと何も始まらんぞ。」
というアドバイスは、確かにそのとおりなのですが、サーブで狙われ、緊張している選手や行き詰っているチームに対しては、厳しい要求のような気がするのです。


そういう場合
「レシーブで、決定的なミスをしたと思って「ごめん」と謝っているのだろうが、自分たちで思っているほどのミスにはなっていないぞ。プレーそのものは今のままでもいい。体をぶつけるつもりで行けばいいから、プレーを止めず「カバー!」と叫んで次のプレーに回れ。周りも2つ目のボールを全員でカバーに行くぞ!3本のうち1本くらいはつながるから、行け!」
という具合に、今できるところでのハートの持って行き方をアドバイスするのです。

選手は3本のうち1本つなげばいいのか・・・・自分のプレーでも行ける可能性があるんだ・・・・要はその後プレーを止めないことだ、という具合に自信を持ってプレーするようになり、不思議と最初のプレーにも積極的となり、ミスが少なくなっていくのです。
ミスをしてはいけないというプレーより、ミス前提でできるとこまであきらめずにやれば良しというプレーを求めたほうがいいと思うのですね。

終わりに
練習の時にはともかく、試合中にすぐに修正できないようなプレーについてあれこれ言っても始まりません。(もちろん、修正できるプレーは別ですが…)
自信を失いかけている選手には、できもしないうまいプレーを要求するのではなく、メンタル面で落ち着かせて、その選手が持っている力だけ発揮できるよう、積極果敢にプレーさせるよう持って行くしかないのです。

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4 コメント

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携帯から初です! (しんひろ)
2012-03-13 11:19:19
ホントにそう思います。
この間の試合でも、負けた試合がまさしくそうで、いつも出来なかったことが出来たというのは、ミスしても「大丈夫!触ってるから、もうちよっと。」とか、「OK OK !あがってたから、カバーするよ。」といった声が、自然と皆から出ていました。
だから、負けたけど楽しかった~と思えたのかもしれません。

声ってただ意思表示として出すだけではなくて、選手の気持ちを上げるためとか、色んな種類があるんですね。
実感しました!
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しんひろさんへ (磯野)
2012-03-13 21:51:43
なるほど・・・
勝っても、気分の悪い試合があり、負けても晴れ晴れとしたいい試合があるのですね。
しんひろさんのチームが、一丸となって頑張っている様子が目に浮かびます。
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Unknown (こうき)
2012-03-23 14:47:20
僕もミスした時に少しでもボールに触れているなら「取れているんだから自信もって突っ込もう」と言っています。ミスすると人間どうしても引きずってしまいがちなので常に褒めてから悪いところを注意するようにしています。
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こうき君へ (磯野)
2012-03-23 18:30:58
コメントありがとうございます。
こうき君が言われるように、ミスしてそれを気にする時は、その分集中力を欠いているわけで、それがまた次のプレーに影響したりします。
気持ちよく、積極的にプレーするようにするために、注意の仕方はとても大事ですね。
そのような配慮を忘れず、チームメートが脱落しないように引っ張っていく選手がいたら、監督も安心だと思います。
頑張ってください。
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