はじめに
バレーボールでは「とにかく声を出せ」と言われます。
チームの士気が盛り上がるように、選手を孤立させないように声を出していくのですね。
声を出すことで相手チームにプレッシャーを掛けていくこともあります。
このように、バレーボールではメンタル面の戦術として声を出していくものがあるのですが、ここでお話するのは、プレーを確実に行わせるための声出しについてです。
SORRYさんの質問である、ブロックワンタッチ後の処理を確実なものにするための方法に関連して、声出しによって、プレーにどのような影響を与えることができるかを、少し話させていただきます。
色々な場面で参考にできると思いますので…
ミスしたときは「ごめん!」と言わず「カバー!」と叫ぶ
サーブレシーブやスパイクレシーブ等でボールを思った方向に上げられないことがあります。
すると、ミスした瞬間に「ごめん!」と謝る選手がいます。
往々にしてこれらの選手は、チーム内では「皆に迷惑を掛けないようにプレーしよう・・・」という消極的なタイプであったり、とにかくお人好しで控えめなタイプである場合が多く、元々遠慮しながらプレーしている選手の場合が多いと思います。
周りが先輩ばかりであるとか、自分よりうまい人たちばかりで、チーム内の人間関係上、どちらかというと弱い立場にある選手が多いと思うのです。
まあ、考えてみればそういうタイプの選手ですからプレー中も「活躍してやろう」というより「皆に迷惑かけないようにプレーしよう・・・」というマイナス思考に支配され、消極的なプレーに走る傾向があるから、不要の緊張をしてミスするパターンが多くなってしまうのです。
そのような状態にならないよう、ベテラン選手はこうした選手をうまくリードして行かないといけないわけですが、そうは言っても、現実には難しい面があるのも事実です。
そういう中でミスしますと大慌てで「ごめん」と謝罪するシーンが出て来るわけなんです。
しかし、ここで「ごめん」と謝ってしまいますと、自分自身の意識の中で「ラリーは自分の失敗で終わった」という感じとなり、自分自身のプレーを終わりにしてしまうことがあるのですね。
すると、その選手が弾いたボールを別の選手がカバーしているにもかかわらず、つまり、ラリーは終わっていないのにもかかわらず、ミスした本人がプレーを止めていることとなってしまいます。
ミスしたと思ってもあきらめてはいけません。
「ごめん」と言わずに「カバー!」と指示することが大事なのです。
自分でミスしておいて、他の選手にそのカバーを指示するというのは、一見、滑稽な感じもいたしますが、バレーボールの試合の中では、とても重要なプレーです。
練習の中で、「カバー!」と指示できるようになっておかねばなりません。
また、人間不思議なもので、かなりひどいミスをしていても、その瞬間に「カバー!」と声を掛けますと、自分自身はもちろん、周りの選手までもその声に反応して最後までボールを追いかけるようになります。
日ごろの練習の中で、そのような声出しもプレーの一部であることを意識し、声を出しながら練習していくことが大事です。
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でも、こんなんじゃいけないなあと、先週の試合で思ったところでした。
そういう立場のことを考えているから、トス回しにも影響が出てるんだと思い直し、次からは自分が引っ張ってるんだという気持ちでやろうと、思ったところでした。
ラリーが終ってから謝るのはいいけど、ラリー中は自分で「カバー」の声を出して、やってみます。声を出すことから、そういう意識をなくしていこうと思います!!
難しいところです。
しかしながら、後から入ってそこでセッターをやらされるというのは、それなりの信頼や期待があるからだと思います。
形から入って、そして結果を出していくというのもありますから、頑張ってください。
真のチームの司令塔になってください。
応援しておりますので
気付いてみれば、そもそもSORRYさんという、ニックネームが性格そのものを表してますよね。
チームプレーなので、そのような謙虚な姿勢も必要なんですよね。
しかし、プレーで活躍することが、チームメートのためにもなることですから、そのために、何を優先するか考えて声出しも頑張ってみてください。
チームメートは十分納得してくれると思います。
頑張ってください。