ウラ技・バレーボール技術・戦術研究会

実際に使って来た9人制バレーボールの技術・戦術のウラ技。ママさんバレー、一般のクラブチームではかなり通用しますよ。

バックパス練習で、選手同士が連携する楽しさを体験させる。

2010年07月02日 11時45分18秒 | セッター・トス
http://sports.blogmura.com/volley/
練習方法概要
バックトスの基本となるバックパス。
その方法は、他のバレーボール仲間がアップしているブログや教本に、素晴らしいものがたくさんありますので、ここでは、この練習を通じて、選手同士が連帯感を養いつつ、楽しく、生き生きとした練習をするための方法を紹介しますね。

練習方法
 図を見て下さい。
 青がコーチ、ピンクがバックパスを練習する選手(以下「セッター」と言います。)です。
 緑の選手(以下「レシーバー」と言います。)はその補助をしながら、この選手もパスの練習をします。
方法は次のとおりです。
1  コーチはセッターにパス(で表示)します。
2  セッターは、できるだけレシーバーがパスしやすいように、心を込めてバックパスし
  ます(で表示)。


 
3  レシーバーは、コーチに向かってピンポイントのパス(で表示)を送ります。 

   以上です。

練習時のポイント 
   練習するプレーは前項で述べただけですけど、この時、コーチは選手二人に課題
  を出します。
   ピンポイントでコーチに戻ってきたボールが、10本とか、20本とかの目標に達す
  るまで、この練習を続けるとか・・・、ピンポイントで返球されたボールの数を記録し
  て、次回の目標にするとかの方法により、とにかく、セッターとレシーバーの選手が
  協力してコーチの出した課題をクリアーするべく頑張るというステージを作るので
  す。

 なんだ・・・。これだけか?
 って思うかもしれませんけど、この目標を定めて、緊張感を持って、しかも、 二人の選手を協力させるというところに大きな意味があるのです。
 セッターはできるだけ、レシーバーの選手がパスしやすいように正確で柔らかいバックパスをしようとしますし、レシーバーはセッターの状況を見て、これをカバーして、とにかくコーチにボールがピンポイントで返球されるよう、頑張るでしょ?

  この選手同士が連携して事を成し遂げようとする意識がとても重要なのです。

実戦で期待できる効果
 バレーボールでは、フォーメーションが決まり、ある程度申し合わせで戦術を展開しますが、相手チームにしてみれば、当方がセオリー通りラリーを進めないよう、さまざまな策を講じて来るわけで、こちらは、それを読み、味方の選手の状況を見て、カバーに入ったり、ボールをつないだり、次の準備を進めたりする必要が生じてきますよね。これが、できるか否か(まずは意識なんですけど・・・・)、これが大事なのです。
   また、他人に勝つ前に自分に負けないという、昨日の自分より成長するという、そのような意識を選手に抱かせる、そういう効果も期待できます。

 コーチは、以上のようなこの練習の意味を選手によく理解させ、そして練習を開始します。

さらに一工夫させる(選手に考えさす・・・)
 また、バックパスができるようになったら、少し、ボールを前後左右に散らし、これを二人で協力してピンポイントでコーチに返球するような練習をさせます。
 うまくいかないときはレシーバーが、セッターに自分のいる場所を知らせるべく、声をかけたり、セッターのほうがバックパスする方向を声や動作でレシーバーに伝えたりといった連携も工夫させるのです。   

 結構中学生などは喜びますよ。バックパスも大事ですが、連帯意識や考えて動く習慣を身につけさせます。お付き合いありがとうございました。
      こちらに子供さんを指導されてる方のブログもあります。よかったら覗いてください。
   http://sports.blogmura.com/volley/


最新の画像もっと見る

コメントを投稿